国際

世界50以上の国と地域で、企業のお客さまの資金調達ニーズにお応えするほか、キャッシュマネジメントサービス、各種アドバイザリー業務を行っています。MUFGユニオンバンクとクルンシィ(アユタヤ銀行)では、それぞれ米国とタイで、リテール向けサービスも提供しています。

粗利益全体に占める割合グラフ
2016年度粗利益の構成グラフ

中長期的にめざす姿

世界の各地域でお客さまから最初に選ばれる銀行、“First Call Bank”をめざします

吉川英一 吉川英一

各地域独自の強みを発揮したビジネス展開と、グループ一体での商品・サービス力の強化により、世界各地域でお客さまに選ばれる銀行、「First Call Bank」をめざします。持続的成長の実現に向け、銀証手数料ビジネスの強化、バランスの取れた事業ポートフォリオの構築、外貨流動性の増強、成長を支える人材の強化を進めていきます。

環境認識

世界経済は先進国を中心に緩やかな回復基調が維持されていますが、引き続き回復の力強さを欠いています。米国では利上げの動きも見られますが、世界的には低金利政策が続くほか、地政学リスクによる不透明感が拡大しています。また金融機関にとっては、高水準にある米ドル調達コストや、各国の規制対応コストが収益下押し要因となります。こうした厳しい環境下でも、お客さまのニーズにグループ一体で質の高いソリューションを提供することで、国際事業本部の営業純益は成長を維持しています。また、グループの顧客部門収益に占める割合も約40%まで伸びるなど、MUFGの成長を牽引しています。今後も持続的成長を実現するため、資産効率の改善と基盤強化に取り組んでいきます。

2016年度の振り返り

2016年度の実績

2016年度の粗利益は、前年度比2.4%(306億円)増加の1兆3,037億円、営業純益は、前年度比5.3%(244億円)増加の4,825億円となりました。東アジアでは中国を中心に業績が低迷しましたが、欧州・米州での大型プロジェクトファイナンス、クルンシィ(アユタヤ銀行)でのオートローンおよびコンシューマーファイナンスが好調に推移し、収益増加を牽引しました。

粗利益/営業純益グラフ

資産効率の向上・基盤強化に向けた取り組み

資産効率の向上に向けた取り組みとして、グローバル展開するお客さまのニーズに的確にお応えすべく、商業銀行と証券会社のプライマリービジネスの一体運営を開始しました。また、基盤強化に向けた取り組みとして、外貨流動性増強を企図した外貨預金の積み上げ施策の推進や、人材強化を企図した現地採用行員の経営ポジションへの登用を進めています。

2016年度の預金・貸出平均残高グラフ

米国・アジアにおける商業銀行業務

持続的成長を実現する事業ポートフォリオ構築の観点から、米国とアジアで戦略的な出資・提携を進めてきた結果、米国のMUFGユニオンバンクおよびタイのクルンシィ(アユタヤ銀行)の国際事業本部の粗利益に占める割合は約5割まで拡大しました。さらなるシナジー効果の拡大をめざし、米国・アジアで商業銀行業務を営む主要出資先との連携の一環としてMUFGグローバル・パートナーシップ・カンファレンスを開催し、ビジネスモデルの共有を通じて事業基盤の強化を図っています。
詳細はグローバル・アドバイザリーボードをご覧ください

グローバルコーポレートとの取引による非金利収益

地域社会の活性化に向けて

地域社会の活性化に向けて写真

MUFGは、拠点を置く世界各地の地域社会の活性化に向けたさまざまな取り組みを行っています。米国のMUFGユニオンバンクは、中小企業の成長が地域社会活性化の原動力であるという認識のもと、創業の地であるカリフォルニア州において現地の女性やマイノリティおよび退役軍人が経営する中小企業への融資をはじめとする継続的なサポートを表明しています。MUFGユニオンバンクは、SBA(Small Business Administration)の支援プログラムを利用した融資や専門部署によるサポートを積極的に行うことで、現地の中小企業の成長と地域経済の活性化に貢献しています。