No.1 足立 侑弥さん(京都市立芸術大学大学院 2025年修了)
作品名|「ゾーン」(2025年)
作品カテゴリー / 素材|陶磁器 / 磁土、陶土、顔料
作品サイズ|幅:32.9cm / 奥行:0.4cm / 高さ:42cm
作品カテゴリー / 素材|陶磁器 / 磁土、陶土、顔料
作品サイズ|幅:32.9cm / 奥行:0.4cm / 高さ:42cm
<サポーター推薦コメント>
小林 万里子 氏
グラフィックと工芸を横断する面白さがあり、またそれがうまく成立している。色彩と形態のバランスも秀逸で、表現に確かな美意識とセンスの高さが窺える。現代性と日本的なわびさびが共存し、その魅力にじわじわと引き込まれる作品だ。
高橋 悠眞 氏
グラフィックと陶芸を横断する発想に加え、日常空間に馴染む軽やかさと新鮮さが印象に残った。絵画的な魅力を備えながら、ストリートやファッションなど異なる領域への展開も感じさせる。『Zone』という世界観が、今後どのような多様なムードを生み出していくのか楽しみである。
小林 万里子 氏
グラフィックと工芸を横断する面白さがあり、またそれがうまく成立している。色彩と形態のバランスも秀逸で、表現に確かな美意識とセンスの高さが窺える。現代性と日本的なわびさびが共存し、その魅力にじわじわと引き込まれる作品だ。
高橋 悠眞 氏
グラフィックと陶芸を横断する発想に加え、日常空間に馴染む軽やかさと新鮮さが印象に残った。絵画的な魅力を備えながら、ストリートやファッションなど異なる領域への展開も感じさせる。『Zone』という世界観が、今後どのような多様なムードを生み出していくのか楽しみである。
No.2 荒木 桃子さん(多治見市陶磁器意匠研究所 2024年修了)
作品名|「cross-stitch 小壺 (コメツブツメクサ)」(2026年)
作品カテゴリー / 素材|陶磁器 / 半磁器土
作品サイズ|幅:11cm / 奥行:11cm / 高さ:12cm
作品カテゴリー / 素材|陶磁器 / 半磁器土
作品サイズ|幅:11cm / 奥行:11cm / 高さ:12cm
<サポーター推薦コメント>
小林 万里子 氏
クロスステッチという暖かみのある表現を取り入れながらも、凛とした存在感を放っている。かわいらしさに傾きすぎず、壺そのものの美しさや静けさを損なっていない点に、技術力と優れたバランス感覚が感じられた。
八木 隆裕 氏
書類の時から惹かれていた作品です。簡潔な表現の中に、ご自身の刺繍の原体験が垣間見えました。だからこそ、表面の美しさだけでなく、刺繍をしてきた人にしか生み出せない見えない部分へのこだわりや作り込みにも期待しています。
小林 万里子 氏
クロスステッチという暖かみのある表現を取り入れながらも、凛とした存在感を放っている。かわいらしさに傾きすぎず、壺そのものの美しさや静けさを損なっていない点に、技術力と優れたバランス感覚が感じられた。
八木 隆裕 氏
書類の時から惹かれていた作品です。簡潔な表現の中に、ご自身の刺繍の原体験が垣間見えました。だからこそ、表面の美しさだけでなく、刺繍をしてきた人にしか生み出せない見えない部分へのこだわりや作り込みにも期待しています。
No.3 安藤 慶乃さん(多治見市陶磁器意匠研究所 2025年修了)
作品名|「澄む」(2025年)
作品カテゴリー / 素材|陶磁器 / 陶土(赤土)
作品サイズ|幅:13cm(口先から端まで) / 奥行:16cm(横手の先から端まで) / 高さ:18cm
作品カテゴリー / 素材|陶磁器 / 陶土(赤土)
作品サイズ|幅:13cm(口先から端まで) / 奥行:16cm(横手の先から端まで) / 高さ:18cm
<サポーター推薦コメント>
新里 明士 氏
急須・ポットは陶磁器の作家としては、とても悩ましいお題である。そもそも用の道具として進化している形なので、個人作家としての個性との折り合いの付け方が重要かつ不可避な問題であろうと思う。この難題をテーマに選んだ安藤さんに、私の意匠研究所時代の先生である伊藤慶二氏の言葉を共有しておきたい。「急須は焼き物のデッサンだと思って取り組め」
八木 隆裕 氏
撫でたくなるようなふくよかなフォルムに惹かれました。現時点では造形の魅力が強く印象に残りますが、お茶と向き合い、その味わいを追求した先にどのような急須へと育っていくのか、とても興味があります。
新里 明士 氏
急須・ポットは陶磁器の作家としては、とても悩ましいお題である。そもそも用の道具として進化している形なので、個人作家としての個性との折り合いの付け方が重要かつ不可避な問題であろうと思う。この難題をテーマに選んだ安藤さんに、私の意匠研究所時代の先生である伊藤慶二氏の言葉を共有しておきたい。「急須は焼き物のデッサンだと思って取り組め」
八木 隆裕 氏
撫でたくなるようなふくよかなフォルムに惹かれました。現時点では造形の魅力が強く印象に残りますが、お茶と向き合い、その味わいを追求した先にどのような急須へと育っていくのか、とても興味があります。
No.4 イ イェチャンさん(武蔵野美術大学 3年生)
作品名|「殻」(2026年)
作品カテゴリー / 素材|布 / リネン
作品サイズ|幅:28.5cm / 奥行:11cm / 高さ:16.5cm
作品カテゴリー / 素材|布 / リネン
作品サイズ|幅:28.5cm / 奥行:11cm / 高さ:16.5cm
<サポーター推薦コメント>
新里 明士 氏
柿渋染と布を使っているという点では伝統的な技法とも言えるのだが、イさんは素材が持つ根源的な要素に立ち返って制作を始めており、工芸で表現する全ての作家が見るべき作り手になり得ると感じた。このまま何にもとらわれずに、健やかな制作を続けてほしいと強く願う。
八木 隆裕 氏
既存の技術を基盤に新たな発見を技法にしていく軽やかさに驚きました。今はこの技法を確立することに邁進してほしいです。そして将来は次世代を育て、さらに大きな構造体へ挑戦されることを期待しています。
新里 明士 氏
柿渋染と布を使っているという点では伝統的な技法とも言えるのだが、イさんは素材が持つ根源的な要素に立ち返って制作を始めており、工芸で表現する全ての作家が見るべき作り手になり得ると感じた。このまま何にもとらわれずに、健やかな制作を続けてほしいと強く願う。
八木 隆裕 氏
既存の技術を基盤に新たな発見を技法にしていく軽やかさに驚きました。今はこの技法を確立することに邁進してほしいです。そして将来は次世代を育て、さらに大きな構造体へ挑戦されることを期待しています。
No.5 猪熊 怜さん(東北芸術工科大学 2025年卒業)
作品名|「ぽっぷあうと」(2024年)
作品カテゴリー / 素材|金属 / 銅
作品サイズ|幅:18.8cm / 奥行:9.7cm / 高さ:15cm
作品カテゴリー / 素材|金属 / 銅
作品サイズ|幅:18.8cm / 奥行:9.7cm / 高さ:15cm
<サポーター推薦コメント>
高橋 悠眞 氏
モチーフだけでなく、実際に感じた存在感や距離感を、金属という素材を用いて丁寧に表現している。その静かな空気感は決して写真では伝わらず、実物を見ることで作品の魅力をより深く感じることができる。繊細な線による表現は、今後のさらなる可能性を感じさせる。
八木 隆裕 氏
金属という普段は三次元の作品を作るものとして扱い慣れた素材が、この作品の中では二次元と三次元のあいだを行き来する存在としてあることに驚きました。これから、より広い視点へと発展していく作品もぜひ拝見したいです。
高橋 悠眞 氏
モチーフだけでなく、実際に感じた存在感や距離感を、金属という素材を用いて丁寧に表現している。その静かな空気感は決して写真では伝わらず、実物を見ることで作品の魅力をより深く感じることができる。繊細な線による表現は、今後のさらなる可能性を感じさせる。
八木 隆裕 氏
金属という普段は三次元の作品を作るものとして扱い慣れた素材が、この作品の中では二次元と三次元のあいだを行き来する存在としてあることに驚きました。これから、より広い視点へと発展していく作品もぜひ拝見したいです。
No.6 石井 佑宇馬さん(金沢美術工芸大学大学院 2025年修了)
作品名|「烏斑」(2026年)
作品カテゴリー / 素材|布 / 絹、酸性染料、和紙
作品サイズ|幅:58cm / 奥行:0.01cm / 高さ:59cm
作品カテゴリー / 素材|布 / 絹、酸性染料、和紙
作品サイズ|幅:58cm / 奥行:0.01cm / 高さ:59cm
<サポーター推薦コメント>
赤木 明登 氏
友禅の伝統技法を用いて表現されるのは、具象でも抽象でもない。おそらく言葉が生まれる以前の無意識だろう。個を超えて、さらに深いものに到達する可能性を感じる。あえて言葉を与えて何かに見立てる必要もないと思う。
八木 隆裕 氏
書類では伝わらなかった感覚を実物から強く受けました。不思議と見続けてしまう作品です。工芸は相手と自分の中間をつくるお仕事だと思うので、与えられたテーマに応えた作品も挑戦して欲しいです。
赤木 明登 氏
友禅の伝統技法を用いて表現されるのは、具象でも抽象でもない。おそらく言葉が生まれる以前の無意識だろう。個を超えて、さらに深いものに到達する可能性を感じる。あえて言葉を与えて何かに見立てる必要もないと思う。
八木 隆裕 氏
書類では伝わらなかった感覚を実物から強く受けました。不思議と見続けてしまう作品です。工芸は相手と自分の中間をつくるお仕事だと思うので、与えられたテーマに応えた作品も挑戦して欲しいです。
No.7 隗 楠さん(京都市立芸術大学大学院 2024年修了)
作品名|「鼓動」(2025年)
作品カテゴリー / 素材|漆 / 漆、牛革、麻布
作品サイズ|幅:38cm / 奥行:33cm / 高さ:32cm
作品カテゴリー / 素材|漆 / 漆、牛革、麻布
作品サイズ|幅:38cm / 奥行:33cm / 高さ:32cm
<サポーター推薦コメント>
佐合 道子 氏
漆皮という伝統技法が丁寧に研究されており、素材と技法を活かしきろうとする強い意志が感じられた。漆と皮が織りなす美しさへの探究が、この先どのように深まっていくか楽しみにしている。
横山 翔平 氏
漆の持つ生々しさと皮の持つしなやかな弾力が、確かな漆の技術によって見事に融合し表現された作品である。この皮素材が内在する意味を深く見つめ直すことで生まれる、今後のさらなる展開を大いに期待したい。
No.8 江口 暁香さん(東京藝術大学大学院 在籍)
作品名|「ボックスⅥ」(2026年)
作品カテゴリー / 素材|漆 / 漆、麻布、合板
作品サイズ|幅:30.1cm / 奥行:8cm / 高さ:60.1cm
作品カテゴリー / 素材|漆 / 漆、麻布、合板
作品サイズ|幅:30.1cm / 奥行:8cm / 高さ:60.1cm
<サポーター推薦コメント>
秋元 雄史 氏
人間のエイジングの問題を身体の一部を描写的に造形し、作品化することで向き合う。加齢や老化の問題をネガティブに語るのではなく、生の存在論として迫ろうとするところが特徴であり、期待するところである。
八木 隆裕 氏
心が立ち止まる作品でした。漆とケアを結びつける視点に強く惹かれます。腕や身体に刻まれた生の痕跡への眼差しが、これからさらに深まり、この腕でなければならない理由が造形に現れてくることを期待しています。
秋元 雄史 氏
人間のエイジングの問題を身体の一部を描写的に造形し、作品化することで向き合う。加齢や老化の問題をネガティブに語るのではなく、生の存在論として迫ろうとするところが特徴であり、期待するところである。
八木 隆裕 氏
心が立ち止まる作品でした。漆とケアを結びつける視点に強く惹かれます。腕や身体に刻まれた生の痕跡への眼差しが、これからさらに深まり、この腕でなければならない理由が造形に現れてくることを期待しています。
No.9 王 欣然さん(東京藝術大学大学院 在籍)
作品名|「秘められた眠り」(2025年)
作品カテゴリー / 素材|漆 / 漆、銀、鮑貝、 卵殻、炭粉
作品サイズ|幅:37cm / 奥行:6cm / 高さ:45cm
作品カテゴリー / 素材|漆 / 漆、銀、鮑貝、 卵殻、炭粉
作品サイズ|幅:37cm / 奥行:6cm / 高さ:45cm
<サポーター推薦コメント>
赤木 明登 氏
全体を一見しただけでは、自分では絶対に選ばないと思う、ちょっとカワイイ系の作品を選んでしまった。それは細部に散りばめられた漆藝の加飾技法への、愛情と執着と真摯な取り組みを感じたからだ。
佐合 道子 氏
ポップなモチーフの一つひとつに、多様な漆芸技法と緻密な仕事が惜しみなく注ぎ込まれており、その徹底ぶりには目を見張るものがある。作者固有の感性が生み出す世界観も鮮やかで、強く印象に残った。
赤木 明登 氏
全体を一見しただけでは、自分では絶対に選ばないと思う、ちょっとカワイイ系の作品を選んでしまった。それは細部に散りばめられた漆藝の加飾技法への、愛情と執着と真摯な取り組みを感じたからだ。
佐合 道子 氏
ポップなモチーフの一つひとつに、多様な漆芸技法と緻密な仕事が惜しみなく注ぎ込まれており、その徹底ぶりには目を見張るものがある。作者固有の感性が生み出す世界観も鮮やかで、強く印象に残った。
No.10 大村 怜子さん(金沢美術工芸大学大学院 在籍)
作品名|「flow02」(2026年)
作品カテゴリー / 素材|金属 / ブロンズ
作品サイズ|幅:42cm / 奥行:44cm / 高さ:32cm
作品カテゴリー / 素材|金属 / ブロンズ
作品サイズ|幅:42cm / 奥行:44cm / 高さ:32cm
<サポーター推薦コメント>
佐合 道子 氏
ロウによる造形の段階から高い技術とこだわりが感じられ、鋳造後の仕上げにも丁寧な意識が行き届いている。その積み重ねが豊かな表情を生み出しており、作品の魅力を一層深めている。
高橋 悠眞 氏
ワックスから金属への変換過程に着目した視点は鋭く、本作はその探求の出発点として興味深い。素材への関心と造形との結び付きがより一層深まり、その関係を獲得したとき、本作家ならではの鋳金表現が大きく開かれる可能性を感じる。
佐合 道子 氏
ロウによる造形の段階から高い技術とこだわりが感じられ、鋳造後の仕上げにも丁寧な意識が行き届いている。その積み重ねが豊かな表情を生み出しており、作品の魅力を一層深めている。
高橋 悠眞 氏
ワックスから金属への変換過程に着目した視点は鋭く、本作はその探求の出発点として興味深い。素材への関心と造形との結び付きがより一層深まり、その関係を獲得したとき、本作家ならではの鋳金表現が大きく開かれる可能性を感じる。
No.11 加藤 彩夏さん(多摩美術大学大学院 在籍)
作品名|「ササルインコ」(2025年)
作品カテゴリー / 素材|金属 / 鉄
作品サイズ|幅:25cm / 奥行:27cm / 高さ:27cm
作品カテゴリー / 素材|金属 / 鉄
作品サイズ|幅:25cm / 奥行:27cm / 高さ:27cm
<サポーター推薦コメント>
赤木 明登 氏
モダニズムの象徴でもある重厚な鉄と、一個の作家が対話を繰り返し、素材がほんらい持っていた、柔らかさと生命力を造形に取り戻している。それを可能にしたのが、鍛金という伝統的な工藝の技術だったのだろう。
小林 万里子 氏
彼女の作品からはユーモアだけでなく、生きることへの深い肯定を感じる。360度どこから見ても心地よい造形と高い技術力を持ちながら、どこかあっけらかんとした愛らしさと親近感を失わない点が大変魅力的である。
赤木 明登 氏
モダニズムの象徴でもある重厚な鉄と、一個の作家が対話を繰り返し、素材がほんらい持っていた、柔らかさと生命力を造形に取り戻している。それを可能にしたのが、鍛金という伝統的な工藝の技術だったのだろう。
小林 万里子 氏
彼女の作品からはユーモアだけでなく、生きることへの深い肯定を感じる。360度どこから見ても心地よい造形と高い技術力を持ちながら、どこかあっけらかんとした愛らしさと親近感を失わない点が大変魅力的である。
No.12 加藤 綾乃さん(山梨県立宝石美術専門学校 在籍)
作品名|「(in)visible」(2026年)
作品カテゴリー / 素材|金属 / 苔瑪瑙、水晶、シルバー925/999
作品サイズ|幅:20cm / 奥行:5cm / 高さ:80cm
作品カテゴリー / 素材|金属 / 苔瑪瑙、水晶、シルバー925/999
作品サイズ|幅:20cm / 奥行:5cm / 高さ:80cm
<サポーター推薦コメント>
秋元 雄史 氏
看護師の経験から普段は見えない身体に興味を持ち、体を支える背骨を題材にボディジュエリーを制作。山梨県の伝統技法との組み合わせは、新しいジュエリーを使った造形の可能性を私たちに見せてくれる。
高橋 悠眞 氏
身体の内側にある骨を題材に、自身の経験と身体性を独自の造形へと結実させた作品である。山梨の伝統技法と苔瑪瑙を用いた表現は、地域産業と現代表現を結び付ける試みとして評価できる。産地の技術と素材の価値を世界へ発信する次代の担い手として注目したい。
秋元 雄史 氏
看護師の経験から普段は見えない身体に興味を持ち、体を支える背骨を題材にボディジュエリーを制作。山梨県の伝統技法との組み合わせは、新しいジュエリーを使った造形の可能性を私たちに見せてくれる。
高橋 悠眞 氏
身体の内側にある骨を題材に、自身の経験と身体性を独自の造形へと結実させた作品である。山梨の伝統技法と苔瑪瑙を用いた表現は、地域産業と現代表現を結び付ける試みとして評価できる。産地の技術と素材の価値を世界へ発信する次代の担い手として注目したい。
No.13 吉 皓鈴さん(沖縄県立芸術大学大学院 在籍)
作品名|「塔」(2025年)
作品カテゴリー / 素材|陶磁器 / 陶土、化粧土、釉薬、上絵付け
作品サイズ|幅:25cm / 奥行:25cm / 高さ:70cm
作品カテゴリー / 素材|陶磁器 / 陶土、化粧土、釉薬、上絵付け
作品サイズ|幅:25cm / 奥行:25cm / 高さ:70cm
<サポーター推薦コメント>
秋元 雄史 氏
中国四川省に残る少数民族の芸能である金剛舞と沖縄の厨子甕のイメージを重ねて作者のオリジナルのオブジェを制作。作者の生活と創作活動の距離感やそこから生まれるイメージ展開力、力強い造形が魅力。
小林 万里子 氏
過去と現在を内包するような不思議な魅力がある。細部に施された模様や色使いに、古くから受け継がれてきた祈りの気配を感じ、見ていて飽きない。「塔」は、忘れられた記憶へと鑑賞者を誘う入口のようである。
秋元 雄史 氏
中国四川省に残る少数民族の芸能である金剛舞と沖縄の厨子甕のイメージを重ねて作者のオリジナルのオブジェを制作。作者の生活と創作活動の距離感やそこから生まれるイメージ展開力、力強い造形が魅力。
小林 万里子 氏
過去と現在を内包するような不思議な魅力がある。細部に施された模様や色使いに、古くから受け継がれてきた祈りの気配を感じ、見ていて飽きない。「塔」は、忘れられた記憶へと鑑賞者を誘う入口のようである。
No.14 佐川 和暉さん(金沢卯辰山工芸工房 在籍)
作品名|「鉱」(2026年)
作品カテゴリー / 素材|金属 / 銅、真鍮、洋白、青銅、銀
作品サイズ|幅:24cm / 奥行:20cm / 高さ:32cm
作品カテゴリー / 素材|金属 / 銅、真鍮、洋白、青銅、銀
作品サイズ|幅:24cm / 奥行:20cm / 高さ:32cm
<サポーター推薦コメント>
佐合 道子 氏
木目金の制作過程で生まれる表情に魅力を見出している点が印象的であった。作品へと昇華しようとする姿勢からは、素材への深い関心と独自の視点が感じられた。今後の展開を予感させる意欲的な作品である。
高橋 悠眞 氏
木目金の積層や模様を、鉱物や地層など自然界の生成過程になぞらえて捉え、素材の個性を丁寧に引き出している点に独自性を感じた。一方で、作品は静的な印象が強く、鑑賞者の関心を引き込む見せ方には工夫の余地がある。コンセプトの魅力をより直感的に伝える表現の展開に期待したい。
佐合 道子 氏
木目金の制作過程で生まれる表情に魅力を見出している点が印象的であった。作品へと昇華しようとする姿勢からは、素材への深い関心と独自の視点が感じられた。今後の展開を予感させる意欲的な作品である。
高橋 悠眞 氏
木目金の積層や模様を、鉱物や地層など自然界の生成過程になぞらえて捉え、素材の個性を丁寧に引き出している点に独自性を感じた。一方で、作品は静的な印象が強く、鑑賞者の関心を引き込む見せ方には工夫の余地がある。コンセプトの魅力をより直感的に伝える表現の展開に期待したい。
No.15 ジョン ミンギョンさん(富山ガラス造形研究所 在籍)
作品名|「Still breathe」(2026年)
作品カテゴリー / 素材|ガラス / ガラス
作品サイズ|幅:25cm / 奥行:25cm / 高さ:25cm
作品カテゴリー / 素材|ガラス / ガラス
作品サイズ|幅:25cm / 奥行:25cm / 高さ:25cm
<サポーター推薦コメント>
赤木 明登 氏
ガラスのフレームワーク技法を用いた、単調な反復作業の中から生まれた形。生と死のはざまで、感情、記憶、肉体、欲望が昇華されて消えていく姿が見える。あとに残ったのは、言葉もなくただ儚く美しい何か。
新里 明士 氏
工芸において個人的な体験を表現することは、決して易しいことではないと思う。素材や技法に対する理解の深さによって“見せたいこと”と“見えてくるもの”のギャップが増減する。今作は個人的な体験に起因している連作の一部であるのだが、純粋に作品だけを見ても、儚いが強い生命力とそれを構造的に支える高い技術力を感じることができる。
赤木 明登 氏
ガラスのフレームワーク技法を用いた、単調な反復作業の中から生まれた形。生と死のはざまで、感情、記憶、肉体、欲望が昇華されて消えていく姿が見える。あとに残ったのは、言葉もなくただ儚く美しい何か。
新里 明士 氏
工芸において個人的な体験を表現することは、決して易しいことではないと思う。素材や技法に対する理解の深さによって“見せたいこと”と“見えてくるもの”のギャップが増減する。今作は個人的な体験に起因している連作の一部であるのだが、純粋に作品だけを見ても、儚いが強い生命力とそれを構造的に支える高い技術力を感じることができる。
No.16 浪岡 ヨリさん(東京藝術大学大学院 2025年修了)
作品名|「sand box♯2」(2025年)
作品カテゴリー / 素材|その他(染織)/ 錦糸、麻糸、絹糸、凧糸、羊毛、刺繍糸、ワイヤー、ビーズ、スタイロフォーム
作品サイズ|幅:25cm / 奥行:18cm / 高さ:20cm
作品カテゴリー / 素材|その他(染織)/ 錦糸、麻糸、絹糸、凧糸、羊毛、刺繍糸、ワイヤー、ビーズ、スタイロフォーム
作品サイズ|幅:25cm / 奥行:18cm / 高さ:20cm
<サポーター推薦コメント>
秋元 雄史 氏
日本の伝統文化である「盆栽」を綴織をもとに立体作品にしている。ユーモアを感じさせる明るい作品で、見る人たちの気持ちも明るくする。時間がかけた糸の積層がもたらす造形はととても魅力的だ。
新里 明士 氏
浪岡さんの作品は既に従来の織作品概念を超えた所に到達していると思う。様々な織技法を駆使しながら作りたい情景を細部まで表現し、しかも織作品特有の柔らかさやユーモラスさも併せ持っている。個人的には、今後この雰囲気を保ちつつ、少し抽象的な表現も見てみたいと感じた。
秋元 雄史 氏
日本の伝統文化である「盆栽」を綴織をもとに立体作品にしている。ユーモアを感じさせる明るい作品で、見る人たちの気持ちも明るくする。時間がかけた糸の積層がもたらす造形はととても魅力的だ。
新里 明士 氏
浪岡さんの作品は既に従来の織作品概念を超えた所に到達していると思う。様々な織技法を駆使しながら作りたい情景を細部まで表現し、しかも織作品特有の柔らかさやユーモラスさも併せ持っている。個人的には、今後この雰囲気を保ちつつ、少し抽象的な表現も見てみたいと感じた。
No.17 新美 える結さん(金沢卯辰山工芸工房 在籍)
作品名|「Misperception-02」(2025年)
作品カテゴリー / 素材|漆 / 漆、銀粉、麻布
作品サイズ|幅:50cm / 奥行:13cm / 高さ:50cm
作品カテゴリー / 素材|漆 / 漆、銀粉、麻布
作品サイズ|幅:50cm / 奥行:13cm / 高さ:50cm
<サポーター推薦コメント>
佐合 道子 氏
目指す表現と制作のプロセスが強く結びついており、その必然性が作品の魅力となっている。丁寧な仕事の連なりから生まれる奥行きある表現が際立っており、さらなる展開も感じさせる作品であった。
横山 翔平 氏
コンセプトにはまだ再考の余地を残しているように感じたが、有機的なフォルムや透き漆の透明感、蒔絵のパターンが重なり合うこの作品からは、理屈抜きに惹きつけられる良さと、神秘的で呪術的な深みが伝わってくる。
No.18 平尾 祐里菜さん(広島市立大学大学院 2023年修了)
作品名|「紅炉上一点雪 -白梅-」(2025年)
作品カテゴリー / 素材|金属 / 銀、銅、金粉、鉄
作品サイズ|幅:13cm / 奥行:14cm / 高さ:15cm
作品カテゴリー / 素材|金属 / 銀、銅、金粉、鉄
作品サイズ|幅:13cm / 奥行:14cm / 高さ:15cm
<サポーター推薦コメント>
秋元 雄史 氏
炉に見立てた台座の中に葉が敷き詰められ、白梅の枝が伸び、花が咲いている、という詩情溢れる造形作品。場面づくりが丁寧で、細部を描き出す技術は見事。禅語など日本の古典を引用し、読解する面白さも兼ね備える。
赤木 明登 氏
彫金と伝統的彩色技法を用いて、禅的世界観を造形している。この作品はやや説明的なのと、スケール感が難点だが、工藝の瞑想的仕事の反復が、今後この作家をさらなる深みへと導いてくれるだろう。
秋元 雄史 氏
炉に見立てた台座の中に葉が敷き詰められ、白梅の枝が伸び、花が咲いている、という詩情溢れる造形作品。場面づくりが丁寧で、細部を描き出す技術は見事。禅語など日本の古典を引用し、読解する面白さも兼ね備える。
赤木 明登 氏
彫金と伝統的彩色技法を用いて、禅的世界観を造形している。この作品はやや説明的なのと、スケール感が難点だが、工藝の瞑想的仕事の反復が、今後この作家をさらなる深みへと導いてくれるだろう。
No.19 細井 茶生さん(多摩美術大学大学院 2024年修了)
作品名|「蛾の女」(2025年)
作品カテゴリー / 素材|ガラス / ガラス、エナメル彩、金彩
作品サイズ|幅:30cm / 奥行:30cm / 高さ:31cm
作品カテゴリー / 素材|ガラス / ガラス、エナメル彩、金彩
作品サイズ|幅:30cm / 奥行:30cm / 高さ:31cm
<サポーター推薦コメント>
小林 万里子 氏
一度見たら記憶に残る独自の世界観を確立している。画面の構成、色彩感覚が秀逸で、ガラスとの一体感も見事である。素材と技法、物語を行き来しながら生み出される豊かな表現の広がりと奥行きに今後も注目したい。
横山 翔平 氏
リバースペインティングによる独自の世界観を持つ作品。本作は器形だが、それ以外のフォルムや技法で表現をより強めてほしい。文字や言語ではなく絵画表現で鑑賞者とつながるという理想への邁進を期待している。
小林 万里子 氏
一度見たら記憶に残る独自の世界観を確立している。画面の構成、色彩感覚が秀逸で、ガラスとの一体感も見事である。素材と技法、物語を行き来しながら生み出される豊かな表現の広がりと奥行きに今後も注目したい。
横山 翔平 氏
リバースペインティングによる独自の世界観を持つ作品。本作は器形だが、それ以外のフォルムや技法で表現をより強めてほしい。文字や言語ではなく絵画表現で鑑賞者とつながるという理想への邁進を期待している。
No.20 宮川 理衣さん(多摩美術大学 4年生)
作品名|「呼吸を記憶する」(2025年)
作品カテゴリー / 素材|ガラス / ガラス
作品サイズ|幅:42cm / 奥行:37.5cm / 高さ:37cm
作品カテゴリー / 素材|ガラス / ガラス
作品サイズ|幅:42cm / 奥行:37.5cm / 高さ:37cm
<サポーター推薦コメント>
新里 明士 氏
この作品は、おそらくイメージやモチーフから作り出したものではなく、繰り返しの作業の中で素材と対話を続けることから出来る形なのではないかと感じた。工芸特有の作り方でもある、繰り返すことによる見たことのない「美しさ」の定義と創出。宮川さんの行き着くところを見てみたいと強く感じた。
横山 翔平 氏
吹きガラスによる自身の息を用いた身体表現である。幾層にも吹き込まれ膨らんだガラスはごく薄く、生命の神秘性や脆さを巧みに表現している。精神性、ガラスと身体性を追求する姿勢に、今後の展開が期待される。
新里 明士 氏
この作品は、おそらくイメージやモチーフから作り出したものではなく、繰り返しの作業の中で素材と対話を続けることから出来る形なのではないかと感じた。工芸特有の作り方でもある、繰り返すことによる見たことのない「美しさ」の定義と創出。宮川さんの行き着くところを見てみたいと強く感じた。
横山 翔平 氏
吹きガラスによる自身の息を用いた身体表現である。幾層にも吹き込まれ膨らんだガラスはごく薄く、生命の神秘性や脆さを巧みに表現している。精神性、ガラスと身体性を追求する姿勢に、今後の展開が期待される。
No.21 宮城 葵色さん(金沢美術工芸大学 4年生)
作品名|「morph II」(2025年)
作品カテゴリー / 素材|漆 / 漆、麻
作品サイズ|幅:43cm / 奥行:45cm / 高さ:30cm
作品カテゴリー / 素材|漆 / 漆、麻
作品サイズ|幅:43cm / 奥行:45cm / 高さ:30cm
<サポーター推薦コメント>
赤木 明登 氏
極めて古い乾漆技法と素材を使いながら、漆藝を超越しているところがスゴイ。漆独特のおどろおどろしさに陥ることなく軽やかでありながら、器としての原型をとどめており、そこに漆藝伝統への敬意をも感じさせる。
高橋 悠眞 氏
私自身、漆芸における完成形を固定しない抽象表現の難しさを感じてきたからこそ、その挑戦はとても印象に残った。完成度や技法的な正しさだけに回収されることなく、表現を自然に成立させている点に惹かれる。こうした試みは、漆芸の新しい景色を見せてくれるように感じる。
赤木 明登 氏
極めて古い乾漆技法と素材を使いながら、漆藝を超越しているところがスゴイ。漆独特のおどろおどろしさに陥ることなく軽やかでありながら、器としての原型をとどめており、そこに漆藝伝統への敬意をも感じさせる。
高橋 悠眞 氏
私自身、漆芸における完成形を固定しない抽象表現の難しさを感じてきたからこそ、その挑戦はとても印象に残った。完成度や技法的な正しさだけに回収されることなく、表現を自然に成立させている点に惹かれる。こうした試みは、漆芸の新しい景色を見せてくれるように感じる。
No.22 森 惠海さん(東京藝術大学 4年生)
作品名|「舞い落ちて」(2025年)
作品カテゴリー / 素材|ガラス / ガラス
作品サイズ|幅:30cm / 奥行:10cm / 高さ:60cm
作品カテゴリー / 素材|ガラス / ガラス
作品サイズ|幅:30cm / 奥行:10cm / 高さ:60cm
<サポーター推薦コメント>
新里 明士 氏
プレゼンテーションを聞いて、その作る工程の神経の細やかさに非常に驚いた。羽根一本一本の優美で自然な曲線が全て計算の上で作られている。表現したいもののために技法を精査し尽くした結果が、羽根の空気感あふれる雰囲気を決定づけている。技法の選択による表現の膨らみは、工芸の大切な要素であると思うので、今後も技法にこだわらない表現を期待したい。
横山 翔平 氏
自然物そのものに備わっている美しさや偶然起こる現象、そしてそれを細部まで抽出しようとするガラスの表現。そこからは、作家の並々ならぬ執念や美意識が感じられる。美しさの先にあるものへの今後の展開を期待する。
新里 明士 氏
プレゼンテーションを聞いて、その作る工程の神経の細やかさに非常に驚いた。羽根一本一本の優美で自然な曲線が全て計算の上で作られている。表現したいもののために技法を精査し尽くした結果が、羽根の空気感あふれる雰囲気を決定づけている。技法の選択による表現の膨らみは、工芸の大切な要素であると思うので、今後も技法にこだわらない表現を期待したい。
横山 翔平 氏
自然物そのものに備わっている美しさや偶然起こる現象、そしてそれを細部まで抽出しようとするガラスの表現。そこからは、作家の並々ならぬ執念や美意識が感じられる。美しさの先にあるものへの今後の展開を期待する。

