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事業活動における環境負荷低減

MUFGは、限りある資源を有効活用した事業活動により、環境負荷低減に努めています。

事業活動における環境負荷の状況

MUFGは、温室効果ガス(GHG)を削減して地球温暖化の防止に貢献するため、事業活動に伴うGHG排出量と社員の移動に伴うGHG排出量の削減を推進しています。

 

ESGデータ

オフィスの環境会計情報の集計

MUFGは、2009年度より、環境に配慮した事業活動の一環として「環境会計」を取り入れ、環境保全の取り組み状況を定量的に管理するとともに、その取り組みの成果も公表しています。

自社排出のネットゼロ

MUFG は、2030 年までに当社自らのGHG 排出量(注1)のネットゼロをめざします。引き続き省エネに取り組み、使用エネルギーを削減する努力を続けることに加え、電気自動車(EV)への切替によりガソリン使用量を削減・電化するとともに、使用電力の再エネ化を推進し、2030年までにネットゼロを実現します。また、再エネ電源の増加に直接的に貢献するため、生グリーン電力(注2)の新設・導入にも取り組みます。

海外では、国内施策の推進や欧州拠点での再エネ導入実績を通じてノウハウを蓄積しながら、各国の脱炭素化促進に向けた政策や制度の整備状況も考慮した上で、対応の具体化を加速します。

  1. GHG プロトコルにおけるScope 1 およびScope 2
  2. 風力、太陽光、バイオマス(生物資源)などの再生可能エネルギーにより発電されたグリーン電力そのものを、発電所から需用者に直接送るというもの。需用者はグリーン電力を「みなし」ではなく、自身が使用する電気として直接使用することができる

三菱UFJ銀行

法令・条例に基づき、各ビルで省エネ型の空調および照明設備導入等を行い、温室効果ガス排出量の削減に努めています。なお都内の対象ビルでは、東京都環境確保条例に基づき温室効果ガス排出量の第三者検証を受け、地球温暖化対策計画書を提出しています。

三菱UFJ信託銀行

主要本部ビルや各営業拠点において、高効率の照明設備、空調設備、受変電設備の更新・改修等により省エネ化を進めています。また、一部の本部ビルにおいて、建物消費エネルギーの見える化を図り、省エネ対策に取り組んでいます。

三菱UFJモルガン・スタンレー証券

目白台ビルは、高いレベルの省エネ対応が可能な設定で建設されており、温室効果ガス排出総量規制への対応を含め、効率的な省エネ管理を実施しているほか、各ビルにおいても使用電力の削減に取り組んでいます。

三菱UFJニコス

本社秋葉原UDXビルにて、約140メートルスパンの空間に柱や間仕切りを置かないオフィス設計(ユニバーサルプラン)を採用し、空調や照明の効率化を図っています。また、照明設備や事務機器を省エネ型に入れ替える等、節電に取り組んでいます。

循環型社会の形成に向けた取り組み

プラスチックごみ削減への取り組み

資源循環への国際的な意識の高まり、ごみ問題の深刻化、海洋・海洋資源の保全といった観点から、世界的に使い捨てプラスチックに対する規制が強化される流れにあると認識し、MUFGとして下記の項目に取り組んでいます。
  1. 使用後ペットボトルの分別回収
  2. 営業拠点等で行う地域貢献活動における、清掃活動等の実施
  3. 廃棄物リサイクル率90% 以上に目標を定め、資源の効率的な利用や廃棄物の削減を実施
    (なお、2021年度実績は本館91.6%)
  4. プラスチックに関連するお客さまへの、プラスチック規制の動向・影響をご説明する資料や、プラスチック規制を踏まえた事業戦略等に関する資料等による情報提供および取り組みのサポート

ごみ削減への取り組み

三菱UFJ銀行

銀行では、ごみの削減に向けて中長期的な目標を設定し、その達成に向けて取り組んでいます。
中長期計画 リサイクル率90%以上を定着させる
2022年度目標 東京・名古屋・大阪の各本部ビルにおける廃棄物リサイクル率を90% 以上とする

2021年度活動結果

【東京(本館)】   91.6%

【名古屋(名古屋ビル)】 61.5%

【大阪(大阪ビル)】  53.2%

三菱UFJ信託銀行

三菱UFJモルガン・スタンレー証券

クルンシィ(アユタヤ銀行)

クルンシィでは、2018年より「Krungsri Zero Waste」プロジェクトを推進しており、ごみ問題に対する社員の意識を高め、埋立ごみの資源化や減量に繋がるような廃棄物管理に取り組んでいます。

同プロジェクトでは社員が「ごみゼロ」を意識して行動するよう、廃棄物管理に関する研修やごみ分別キャンペーン、プラスチックごみによる環境汚染問題に対応するために使い捨てプラスチックの利用を避けるキャンペーンを実施しています。

またクルンシィはごみ固形化燃料として再利用可能なごみの廃棄を2022年内になくす事をめざしています。リサイクルができない一部のごみを固形化燃料として資源化することで埋立ごみの更なる削減をめざし、ごみ問題に対する効率的で長期的な解決をめざします。

資源保護への取り組み

水資源

クルンシィ(アユタヤ銀行)

クルンシィでは、環境経営と資源保全を促進・支援するため「環境・資源・労働衛生・安全のためのポリシー」を公表し、「水の消費量」を含む遵守すべき11の指標を設定しています。

 

<水の消費量>

・水資源の適切かつ効率的な扱い方について共有

・適切な利用時間を規定(例:植物への水やり、建物前の清掃等)

・節水機能等を備えた、環境に優しい衛生陶器の設置

・廃水の再利用ガイドラインの規定(例:廃水処理基準、廃水の再利用)

・毎月の水消費量の記録

紙資源

三菱UFJ銀行
銀行では、2021年度の本部・本店(営業店分も含む)、システム・事務センターにおける紙購入量のうち、再生紙(注)購入比率は100%でした。
  1. 古紙パルプ配合率70%以上の用紙
クルンシィ:使用済みカレンダーを点字資料に活用
(2022年9月現在)