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あらゆる社員が活躍する職場づくり

多様な社員一人ひとりが自分らしく働ける職場づくりをめざし、さまざまな取り組みを行っています。

障がい者

特例子会社の設置や、障がい特性に応じた職場環境整備により、障がいのある従業員の活躍の場を拡げています。

2021年6月1日現在、MUFG全体では、約1,400名の障がいのある従業員が活躍しており、国内のグループでの雇用率は2.48%(注)となっています。

(注)法定雇用率制度で定められた算出式を用いて、三菱UFJ銀行、三菱UFJ信託銀行(前述の2社は特例子会社およびグループ適用関係会社を含む)、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、三菱UFJニコス、アコムにおける国内の雇用率を算出したもの。

シニア人材

MUFGでは、シニア人材が豊富な経験や能力を最大限活かして、継続的に活躍できる職場づくりや自律的なキャリア形成の支援を進めています。
一定の年齢を迎える従業員を対象に、多様な価値観に基づく今後のキャリア形成をサポートすることを目的とした研修や能力開発を支援するプログラムなどを導入しています。定年以降、意欲のある社員に対して、安定的な就労機会の提供と多様な就労ニーズに応えられるよう、柔軟な勤務形態での継続雇用制度を設けています。

多様なバックグラウンドを持つグローバル人材

MUFGは、世界50以上の国でビジネスを展開しており、全社員のうち、約52%が海外採用社員で占められています(2021 年3 月末時点)。優先課題に掲げた「インクルージョン&ダイバーシティ」の考えのもと、多様なプロフェッショナルを採用・育成するためには「MUFGで働きたい」と思われるよう、国内外に対して企業ブランド醸成を図る必要があります。

MUFGでは、タイトルマネジメント、評価・報酬決定プロセス、人事システム等を、マーケットスタンダードかつグローバルで共通の人事プラットフォームにて運営することで、社員のさらなる活躍の機会を拡大させています。

また、国籍・人種・宗教などについて多様なバックグラウンドを持つ社員の加入が進むなか、階層別のグローバル研修により、MUFGカルチャーの浸透、意識の統一も行っています。例えば、海外拠点次長クラスを対象にしたGlobal LEAD Programでは、グループが事業を展開する、異なる国・地域のさまざまな経験を持つ参加者に対し、リーダーとして必要な知識や、グローバル視点での考え方や見識を深める研修を行っています。また、実務者クラスを対象にしたThree-month Intensive Programでは、海外拠点の参加者は3ヵ月間にわたり他地域部署への出張形式のOJTを実施します。これにより参加する社員の育成だけでなく、受け入れ地の社員にとってもグローバルで働くためのマインドセット醸成に繋がっています。

こうした取り組みは、海外採用社員のモチベーション向上に資すると同時に、人材プールを拡大させることで社内の競争を促進させ、より強い組織の実現に繋がる好循環を生み出しています。マネジメントとして活躍する海外採用社員の数は増加しており、例えば銀行では、女性3名を含めた計13名が執行役員に就任しています(2021年3月末時点)。

LGBTQ

MUFG人権方針への明記

MUFGでは、性的指向・性自認等にかかわらず、自分らしく働ける職場づくりをめざし、性的指向・性自認等に基づくハラスメントや差別の禁止を明記しています。
MUFG人権方針

同性パートナーシップ認定

三菱UFJ銀行、三菱UFJ信託銀行、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、三菱UFJニコス、MUSビジネスサービス、MUS情報システムでは、従業員の同性のパートナーを配偶者と同等とみなし、休暇や家賃補助等、社内の福利厚生の利用を可能とする「同性パートナーシップ認定」制度を導入しています。

さまざまな啓発活動の実施

各社でのEラーニング実施、LGBTの理解者であるAlly(アライ)顕在化等を通じて従業員の理解促進に取り組んでいます。

〔LGBT〕従業員の理解促進へ取り組み

イベント協賛

「東京レインボープライド」(注)に協賛し、活動を支援しています。2021年はみずほフィナンシャルグループと三井住友フィナンシャルグループと協働して参画し、オンラインブースの出展と、SNS投稿を通じたオンラインパレードへの参加、また、それらで利用するメッセージ動画の制作を3 社で協働して実施しました。
  1. 特定非営利活動法人「東京レインボープライド」が主催する、LGBT当事者とその理解者(Ally / アライ)が一堂に会する国内最大級の啓発イベントです。
〔LGBT〕従業員の理解促進へ取り組み

社外からの評価

<PRIDE指標(日本)>

日本におけるLGBTQへのさまざまな取り組みが評価され、2021年11月、「PRIDE指標(注1)」において最高位であるゴールドを受賞しました(注2)。 

また、2021年度は、特に優れた取り組みを評価する「ベストプラクティス」にも選定されました(注3)

  1. 任意団体work with Prideが運営するLGBTに対する企業等の取り組みを評価する日本初の指標
  2. MUFG、三菱UFJ銀行、三菱UFJ信託銀行、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、三菱UFJニコス、MUSビジネスサービス、MUS情報システムにおける取り組みが評価されたもの
  3. 株式会社みずほフィナンシャルグループ、株式会社三井住友フィナンシャルグループと協働して制作したメッセージ動画が評価されました
work with Pride
<Corporate Equality Index(米国)>
MUFGユニオンバンクでは、LGBTへの平等性を測る指数「Corporate Equality Index」(注)で満点を獲得しています。
  1. 米国最大の人権団体Human Rights Campaignが評価・公表する指数
Corporate Equality Index

柔軟な働き方の推進

各社で在宅勤務制度、時差勤務制度、フレックスタイム制、フリーアドレスの導入等の取り組みを進めています。

家族の理解促進

2021年より三菱UFJ銀行、三菱UFJ信託銀行、三菱UFJモルガン・スタンレー証券では「MUFG Family Festa」を実施しました。従業員一人ひとりが「MUFG」や「ダイバーシティ」への理解を深めるセッションから、ご家族参加型の体験セッションまで、一人でも、ご家族でも楽しめるイベントです。
〔LGBT〕従業員の理解促進へ取り組み
サステナビリティレポートもあわせてご覧ください
(2022年3月現在)