MUFGの1年
2015年度は、MUFG発足後10年となる節目の年でした。4月に新中期経営計画がスタート。5月に「MUFGコーポレートガバナンス方針」を制定するとともに、6月に「指名委員会等設置会社」へ移行しました。一方、2016年1月に日銀のマイナス金利の導入が公表、2月には適用が開始されるなど、経営環境に大きな変化があった年でした。
MUFG発足 ~2015年3月
2015年度(4月~)
4月 中期経営計画スタート
「持続的なグループの成長に向けた進化・変革」をスローガンとした中期経営計画がスタート
ミャンマーに外国銀行として戦後初めて支店を開業
5月・「MUFGコーポレートガバナンス方針」制定
・約1,000億円の自己株式取得
スイスSTOXX社との協働によるインデックスビジネスへの参入
6月 指名委員会等設置会社へ移行
より透明で実効性の高いガバナンス態勢構築に向け、監査役会設置会社から指名委員会等設置会社へ移行。社外取締役を5名から7名に増員
7月 資産運用会社2社を統合し、三菱UFJ国際投信が誕生
「次世代支援信託」の累計契約金額が1兆円を突破
11月 約1,000億円の自己株式取得
12月 三菱UFJ信託銀行の100%子会社三菱UFJファンドサービスが
UBSのファンド管理事業を買収
「MUFG地方創生ファンド」新設
地域固有の課題解決へ取り組む企業に対して、円滑な資金支援と事業の実現に向けたアドバイス・助言等をサポート
1月 フィリピンのセキュリティバンクと資本・業務提携を発表
三菱東京UFJ銀行は、フィリピン地場主要商業銀行であるセキュリティバンクと資本・業務提携することで合意し、約20%の株式を取得(2016年4月完了)
2月 三菱東京UFJ銀行、三菱UFJ信託銀行が普通預金金利を引き下げ
「資産承継ラップ」の販売開始
3月
ハッカソン「FINTECH CHALLENGE 2016」開催
「より身近で便利なIT×金融のサービスづくり」をテーマとした開発者イベントを開催
「MUFG FinTech アクセラレータ」設立
優れた技術やアイデアを有するベンチャー企業を主な対象とした邦銀初の起業家向けプログラムを設立
2016年度(4月~)
4月 グローバル・アドバイザリーボードとアドバイザリーボードを統合
新「グローバル・アドバイザリーボード」は、日本3名、欧州2名、米州2名、アジア2名の計9名で構成
第3回BTMUビジネスサポート・プログラム「Rise Up Festa」を開催
今後成長が見込まれる分野について事業提案を募り、各分野から最優秀企業4社、優秀企業7社を表彰
5月 日立キャピタルと資本・業務提携を発表
MUFG、三菱東京UFJ銀行および三菱UFJリースは、日立製作所および日立キャピタルと資本・業務提携することで合意。MUFGは日立キャピタルの株式23%の取得を発表
約1,000億円の自己株式取得
*=三菱東京UFJ銀行
=三菱UFJ信託銀行