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Story03
子どもたちの想像力を
「お金」から育む
三菱UFJフィナンシャル・グループ三菱UFJモルガン・スタンレー証券
金融経済教育プログラム
- 未来に
つなぐ
Story03
三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、社会貢献活動の一環として金融経済教育プログラムを実施しています。「個人の人生や価値観の中で、お金や経済がどのような役割を果たすか」という軸で教材や社員による出前授業を無償で提供。将来の資産形成に向けた最初のステップを後押ししています。プログラムに携わる3人に思いを聞きました。

子どもたちに「お金」について
考えるきっかけを
「お金で買えないものは、“優しさ”だと思います!」
「どうして優しさが必要なんですか?」
「優しさをもらうと、受け取った人も優しい気持ちになって、世界が平和になるからです」
三菱UFJモルガン・スタンレー証券が行う金融経済教育のワンシーン。小学5年生のクラスで、ある児童の発言に拍手が起こりました。「私たち大人には思いもよらなかった回答でした。私も柔軟な考えを身につけなければと気づかされ、本当に思い出深く、心が動かされた出来事です」と前川さんは振り返ります。
2014年から社会貢献活動の一環として実施している金融経済教育プログラム。様々な教育プログラムを開発する株式会社教育と探求社と共同で教材を開発し、他にはない双方向コミュニケーションによるアクティブラーニング形式となっています。小学校から大学まで全国の学校から依頼を受け、2023年度の出前授業の受講者数は計5,100人、授業を行わない教材配布も合わせると年間の受講者数は3万人に上ります。
その一つ、小学生向けの「お金の力-VALUE-」は、6コマの授業でカードを使った対話やグループディスカッションを通して、お金との前向きな付き合い方を模索していくプログラムです。「価値が変わるとき」「お金で買えないもの」などのディスカッションを行い、「お金を大切に使うとはどういうことか?」という問いと向き合い、お金や経済の役割を体験的に学習します。「子どもたちにとっても身近な『お金』ですが、向き合い方を学校や家庭で教わる機会はほとんどありません。プログラムを通じて、お金の使い方について自分なりの考えを持つきっかけにしてほしいという思いがあります」と倉持さん。

三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社
アドバイザリー支援部
マーケットアドバイザリー室
課長代理
前川 新葉さん
2019年入社。難波支店でコンサルティング業務を担当した後、2023年よりアドバイザリー支援部にて拠点支援・マーケティング業務に従事。2024年度の人事部と広報・ESG部ESG戦略室共催のプレゼンテーション・ファシリテーション研修を受講し、サブファシリテーターとして金融経済教育の出前授業に参加。

三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社
広報・ESG部
ESG戦略室
課長代理
倉持 晴苗さん
2019年に三菱UFJ銀行に入行し、渋谷支店にてFP業務に従事。2023年より三菱UFJモルガン・スタンレー証券に出向し、広報・ESG部ESG戦略室にて金融経済教育などのESG関連企画や、企業広告を担当している。金融経済教育の事務局として、ファシリテーターの依頼や協力会社とのプログラム開発、イベント運営を行う。


「お金の力-VALUE-」では、カードゲーム式の教材を用意。シチュエーションによって変化する物の価値を、グループで「HIGH/LOW」カードを使って考えていきます。

株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ
経営企画部
ブランド戦略グループ
調査役
三浦 啓太さん
2007年に三菱UFJ銀行に入行し、個人向け営業などを担当。2023年より三菱UFJフィナンシャル・グループ経営企画部ブランド戦略グループにてグループの社会貢献活動や環境領域などの業務にあたる。金融経済教育の事務局として、グループ内連携の窓口を担う。
「未来のお客さま」である子どもたちから社員が学ぶ
出前授業でファシリテーターを務めるのは、普段様々な業務にあたっている社員。依頼があった学校の近隣拠点の社員が出向くほか、人事部と広報・ESG部ESG戦略室共催のプレゼンテーション・ファシリテーション研修の一環として学校に社員を派遣し、出前授業を行っています。研修の参加者は毎年公募していて、2024年度は全国から25名の社員が参加しました。社内でファシリテーションの進め方などについて学んだ後、実践編として出前授業でファシリテーターを担います。2024年度の研修に参加し、出前授業でサブファシリテーターを務めた前川さんは「研修でプレゼンテーションへの苦手意識が払拭されたのはもちろん、出前授業では未来のお客さまである子どもたちの考えを知ることができてとても勉強になりました。活動を通して社会貢献への意欲もさらに湧きましたし、後輩たちにもぜひ参加してほしいと思っています」と言います。
2020年以降の学習指導要領の改定により、高校での金融経済教育の必修化や、官民一体となった金融経済教育推進機構(J-FLEC)の設立など、日本全国で急速に高まっている金融経済教育のニーズ。MUFGでは取り組みの輪をグループ内にも広げることで、要請が高まる授業依頼に応えています。例えば、学級数の多い学校から依頼された際は、倉持さんと三浦さんが連携。グループ会社の社員がサブファシリテーターとして出向くこともあります。「子どもたちに教えることが社員の学びにもなります。金融経済教育はグループ各社が力を入れているので、出前授業への参加で得た知見をそれぞれの職場に持ち帰り、活かしてほしいと思います」と三浦さん。参加した社員からは「子どもたちと話して新たな気づきが生まれました」という声が多く届いています。
「金融経済教育といえばMUFG」をめざして
取り組みのさらなる拡大に向けて、三菱UFJモルガン・スタンレー証券は2自治体(教育委員会)、7つの学校と金融経済教育に係る連携協定を締結。協定先と密に連携をとり、教育現場のニーズを採り入れたプログラムへと深化させることで、より子どもたちに学びを与えられる教材・授業をめざしています。2024年6月には、連携協定校である豊島岡女子学園中学校・高等学校にて、モルガン・スタンレーMUFG証券と共同で英語による出前授業を実施しました。グローバル教育に力を入れる学校からの要望を受け、海外経験のある社員がファシリテーターとして参加。授業後には海外進学をはじめとしたキャリアについて積極的に質問をしている生徒もいました。「様々な業種、世界に拠点を持つMUFGだからこそ、金融経済教育を通じて子どもたちに伝えられることがたくさんあると感じました。『金融経済教育といえばMUFG』と言われるように、学生、その家族や先生のみならずステークホルダーへもアピールしていきたいです」と倉持さんは語ります。

出前授業でサブファシリテーターを務めた前川さん
気づきが豊かな未来をつくる
「お金の使い方の一つに資産形成があることを、子どもたち自ら気づいてくれた時がうれしいですね」と3人は笑顔で語ります。質の高い金融経済教育プログラムを全国の子どもたちへ。「お金」から育む想像力が子どもたちの豊かな未来をつくっていきます。




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