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トップメッセージ

取締役社長 平野 信行

 皆さまには、平素より格別のお引き立てを賜り厚く御礼申し上げます。

2016年度中間期の業績について

 2016年度中間期は、新興国を中心として世界経済が力強さを欠くなか、円高の進行やグローバルな低金利環境の長期化に加え、国内ではマイナス金利導入の影響により引き続き厳しいものとなりました。国内外で預貸金収益が減少したほか、運用商品販売も低調に推移した結果、業務粗利益は前年同期比で1,397億円減少の1兆9,694億円となりました。営業費は、全社的なコスト抑制努力に加え、為替影響もあり、前年同期比449億円減少しました。この結果、実質業務純益は、前年同期比948億円減少の7,254億円となりました。

与信関係費用総額は、前年同期比266億円増加の576億円となりました。以上により、経常利益は前年同期比1,750億円減少の7,948億円、親会社株主に帰属する中間純利益は、前年同期比1,087億円減少の4,905億円となりました。

 経営の健全性を表す自己資本比率については、2016年9月末の普通株式等Tier1比率が12.2%と、現在の金融規制に照らして十分な水準を維持しています。また海外資産を含めた不良債権比率(貸出金に占めるリスク管理債権の比率)は1.47%と前年度末比0.01%増加しましたが、引き続き低い水準にあります。

 こうした業績を踏まえ、2016年度中間期の配当は期初予想通り9円とし、また1,000億円を上限とする自己株式取得の実施を決定しました。

持続的な成長に向けて

 2016年度下期も、引き続きマクロ経済・市場環境の低迷やマイナス金利政策による超低金利状態の継続など、厳しい外部環境が続くものと予想されますが、私どもは、中期経営計画の基本方針で打ち出した「持続的なグループの成長に向けた進化・変革」を実現するために、「お客さま起点」、「グループ起点」、「生産性の向上」の3つのテーマを軸に、収益基盤の拡充に向けたビジネスモデルの変革を着実に推進してまいります。例えば、個人のお客さまに対しては、「貯蓄から資産形成」への取り組みを推進し、中長期的な視点でお客さまの資産形成に貢献します。企業のお客さまには、グループの総合力を発揮し真に付加価値のある提案を通じて、お客さまの経営課題解決をサポートします。さらに、海外を中心に手数料収益を引き続き強化し、資産や資本の効率性向上をめざしていきます。また、セールス&トレーディング業務(※)で進めている銀行・証券の一体運営態勢の本格稼動により、より質の高いサービスをワンストップで提供していきます。同時に、徹底した経費の抑制・削減努力を含め、国内外で収益性や効率性を強く意識した各種取り組みを進めることで生産性の向上を追求してまいります。

 私どもにとって逆風が吹く環境下でこそ、原点に立ち返ってこれを乗り越え、「世界に選ばれる、信頼のグローバル金融グループ」の実現に向けて変革への挑戦を続けてまいりますので、今後とも一層のご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

(※)為替・デリバティブなどの金融商品・ソリューションをお客さまに提供するセールス業務と、銀行間取引や取引所などで市場性商品の売買を行うトレーディング業務の総称

2016年11月
取締役
代表執行役社長 グループCEO

平野 信行

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