お客さまの声に寄り添って、
行動で信頼を積み重ねる
三菱UFJモルガン・スタンレー証券お客さまへの価値提供も担う、
“進化するコールセンター”の挑戦
- 会社が
かわる
「コールセンターは“受ける”だけの仕事ではありません」。そう語るのは、三菱UFJモルガン・スタンレー証券のリモートチャネルを支えるスーパーバイザーの皆さんです。日々、何百本もの電話が鳴り続ける現場で、お客さまの声をただ受け止めるだけではない、その先にある新しい価値を伝える挑戦が始まっています。東京と大阪、二つの拠点で変革を担う、4人のリーダーの物語です。
三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社
コールセンター東京
総合受付課
部長代理
猪股 夏子さん
2002年入社。支店勤務を経てリモートチャネル部門へ。以来、受電対応を主に手掛け、2014年より現職。スーパーバイザーとしてオペレーターを統括し、勉強会などを通じたスキルアップにも取り組んでいる。
三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社
コールセンター東京
総合受付課
課長代理
大橋 千晶さん
2013年派遣社員として入社。一貫して総合受付課でオペレーターを担当し、2023年よりスーパーバイザーに。職場全体でのお客さまからのお問い合わせへの対応品質の向上に努めている。
受けるだけでは終わらせない。「声かけ」から始まる新しい挑戦
「お電話ありがとうございます。三菱UFJモルガン・スタンレー証券です」。いつもと変わらない挨拶で、コールセンターの一日が始まります。お客さまからのお問い合わせ内容は、残高照会から注文、手続きの相談まで様々です。
これまでは“受ける”ことが中心の業務でしたが、2023年、現場に大きな変化が訪れました。
「NISAの口座開設や、グループ会社の三菱UFJ eスマート証券の口座開設のお声がけを、コールセンターからもしていこう」。これまでお問い合わせ対応を主業務としてきたコールセンターのオペレーターが、自分たちからお客さまに積極的にリモートチャネルをご提案していくという受け身から攻めへの転換です。
コールセンター東京での当時の様子を、猪股さんはこう振り返ります。「お客さまにとっては、税法上の優遇措置やネット証券利用による利便性向上といったメリットにつながるお話ですから、お伝えしたいという気持ちはオペレーター皆が持っていました。しかし、こちらから提案するという経験のないオペレーターも多く、どう話せばいいか分からないという声が多くありました」
そのとき、現場の知恵が力になりました。提案を得意とするオペレーターの会話例を集め、成功の要因を言語化。勉強会やメールで共有を進めたほか、オペレーターのデスクにもお声がけを促すメッセージを掲示しました。「営業ではなくご案内という意識を持つことで、自然に話せるようになったという声もありました」と大橋さんは話します。
現場が考え、工夫し、伝え方を磨く──大阪のチームが見つけた“自分らしい話法”
一方、大阪のカスタマーサポート課でチームをまとめる乾さん。「派遣スタッフさんが多い職場なので、働く動機や目標も様々です。だからこそ、一人ひとりに合わせたサポートを心掛けました」。メンバーの得意な話し方や性格を観察し、それぞれに合ったトークを一緒に考えました。「お困りごとが解決して安心しているお客さまに、NISAや三菱UFJ eスマート証券についてご紹介した後、『いかがでしょうか?』ではなく『お客さまにとってメリットのある制度・サービスです』と明確に伝えてみる。そんな言葉の選び方ひとつで、結果が変わり、伝える側の自信も生まれます」。
同じ大阪の総合受付課でチームを率いる藤原さんも、乾さんの考えに共感します。「電話越しでも、声のトーンからお客さまの気持ちは伝わってきます。機械では感じ取れないその微妙な揺れを察して、最適なタイミングで最適な言葉を選ぶことで、お客さまのより良い選択を後押しすることができます。それができるのも、私たちが対応する意味だと思います」。
1年間にわたって行われた活動は大きな成果となって表れました。コールセンター経由での口座開設書類の返送率は他のチャネルよりも高く、NISAも三菱UFJ eスマート証券も想定以上の件数の成約に結び付きました。
三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社
コールセンター大阪
カスタマーサポート課
課長代理
乾 このみさん
2015年入社。拠点勤務を経て、オンライントレード利用者の問い合わせ窓口となるコールセンター大阪カスタマーサポート課に2017年に異動。産休・育休を経て2024年に復職。スーパーバイザーとしてオペレーターのサポート、他部署との連携の窓口に。
三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社
コールセンター大阪
総合受付課
部長代理
藤原 紫帆さん
2011年入社。営業店勤務の後、社内公募で米モルガン・スタンレー証券へ出向し、ウェルスマネジメントを学ぶ。産休・育休を経て、2024年より現部署でスーパーバイザーとして活躍。
「声のチカラ」で信頼をつなぐ。リモートチャネルの新しい役割
コールセンターは、収益に責任を持つ部署ではありません。しかし、活動を通じて、自分たちがリモートチャネルの一員として、他部署を支える大きな役割を担っていることに、メンバーは自信を深めています。
「お声がけの成功事例やNISAや口座開設のメリットを図解した販促ツールといったノウハウは、東京と大阪のコールセンター間はもちろん他部署にも共有され、お客さまへのご案内に活かされています」と大阪の藤原さん。
東京の大橋さんは、「声かけの件数も目標をクリアすることができました。これはお客さまとの間にこれだけ信頼を積み重ねることができたことを表す数字だと思っています」。お困りごとの解決はもちろん、ご提案を通じて得たお客さまからの「ありがとう」の言葉が、オペレーターのやりがいを生み出し、その喜びが、また次の電話を支える力になっています。
変化を恐れず、信頼を磨く──4人が描くこれからの姿
NISAの制度改定などの市場の変化、取引におけるセキュリティリスクの高まり、そしてチャットボットに代表されるコールセンター業務におけるAIの活用。職場を取り巻く環境が大きく変わる中で、4人はそれぞれの“次の一歩”を語ります。
「受電から声かけへと踏み出したように、立ち止まらず常に変わり続けていくことが大切だと思っています」と猪股さん。大橋さんは、「電話を取ること自体は誰でもできる仕事ですが、プロとして、人としてどれだけ真摯に向き合えるかが私たちの価値です」と続けます。
また、乾さんは、セキュリティ対応の最前線に立つ責任を感じています。「お客さまの不安を最初に受け止めるのは私たちです。相談してよかったと、安心して電話を終えていただける存在でありたいです」。その言葉に頷く藤原さんも「どんなにAIが発達しても、声の表情まではまだまだ読み取れません。だからこそ、お客さまの感情をいち早く察し、安心を届ける窓口でありたいですね」。
4人の言葉には共通した想いが込められています。それは、MUFG WayのValues(共有すべき価値観)にある“信頼・信用”を、現場で実践し続けること。受話器の向こうのお客さまの笑顔を思い描きながら、今日もまた、新しい出会いにつながる電話が鳴り響いています。
My MUFG Way Story
MUFG Wayは、
MUFGで働く一人ひとりに息づき、
社員からお客さま、そして社会へと、
共鳴の輪を広げています。
ここでは社員のMy MUFG Wayの一部をご紹介します。
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