法人

国内外のネットワークを活用し、企業のお客さまに貸出や決済、外国為替、資産運用などのサービスを行うほか、グループ各社の専門性を活かした事業戦略に関する提案を通じて、お客さまの多様なニーズにお応えしています。

粗利益の構成

中長期的戦略

荒木三郎

執行役専務
法人事業本部長

荒木三郎

•「国内事業基盤のさらなる強化」と「新たな法人ビジネスモデルの確立」を実現し、持続的な成長をめざします。

•貸出や決済など法人ビジネスのベースとなる取引を強化するとともに、日本の経済環境や社会構造の変化をとらえ、事業承継・継続支援を強化するほか、法人向けの投資運用ビジネスの確立、海外ビジネスの高度化などに挑戦します。

MUFGの総合力を支える主な事業会社

•三菱東京UFJ銀行は、法人ビジネスの中核銀行として、40万社を超えるお客さまに貸出や決済など商業銀行サービスに加え、グループ企業と連携したさまざまなサービスを提供しています。

•三菱UFJ信託銀行は、商業銀行業務に加え不動産、年金、投資運用など、信託銀行ならではのサービスを提供しています。

•三菱UFJモルガン・スタンレー証券は、モルガン・スタンレーとの戦略的提携も活用しながら、債券や株式の引受からM&Aアドバイザリーなどのサービスを提供しています。

•三菱UFJリースは、リースを活用したファイナンススキームを提供しています。

•三菱UFJファクターは、お客さまの商流を金融面から支えるファクタリングサービスを提供しています。

•上記のほか、コンサルティングサービスにより多様な経営課題に応える三菱UFJリサーチ&コンサルティングや、創業間もないお客さまの資金調達を支援する三菱UFJキャピタルなど多彩な事業会社がMUFGの総合力を支えています。

2015年度の振り返り

2015年度の業績

当年度の粗利益は、前年度比4.0%(381億円)減少の9,112億円、営業純益は、前年度比7.0%(345億円)減少の4,603億円となりました。競争環境が厳しさを増すなか、継続的な市場金利の低下の影響により、貸出・預金などの資金収益が前年度比減少しましたが、貸出平均残高は前年度比3.9%増加と堅調に伸びています。

大企業のお客さま向けビジネス

銀行・信託・証券それぞれが有するノウハウを活用し、お客さまの企業価値向上に貢献するさまざまな提案を行っています。その結果、M&A業務や債券の引受業務でリーグテーブルトップの実績を残したほか、株式の引受業務においても大型案件を主導するなど2位に入る実績を残しました。(詳細は >こちらをご参照ください。)

中堅・中小企業のお客さま向けビジネス

資金調達ニーズや、事業・販路の拡大などの経営課題に対し、きめ細かな提案でお応えしています。その結果、事業の円滑な承継やお客さまの成長戦略に合った資本戦略の提案などが好調で、貸出残高の増加につながりました。また、お客さまのご商売の拡大を支援するため大規模商談会や、成長企業の育成に向けたビジネスサポート・プログラム「Rise Up Festa」を開催するなど、お客さまのビジネスの成長を支援する取り組みも継続しています。(詳細は >こちらをご参照ください。)

インフラ産業を支える金融基盤の構築

日本のインフラ産業を支える金融基盤を構築し、インフラ産業のグローバル展開などに貢献していくため、2016年5月、社会インフラ産業に強い日立および日立キャピタルとの資本・業務提携を発表しました。(詳細は >こちらをご参照ください。)

粗利益/営業純益

国内法人貸出平均残高

国債および外国債券の評価損益*

FOCUS 将来の基幹産業を支えるCEO人材育成

産業育成バリューチェーン

* Rise Up Festaの詳細は、>こちらをご覧ください。

MUFGでは、次世代の産業育成を目的に、成長企業の「発掘」→事業化支援に向けた金融商品などの「開発」→ビジネス拡大の「機会提供」→IPOやM&Aなどの「クロージング」へとつながるバリューチェーンの構築を進めています。

2015年11月には、三菱東京UFJ銀行と三菱UFJリサーチ&コンサルティング(MURC)が、次世代産業をリードする人材を支援することを目的としたCEO人材育成プログラム「M-EIR」を立ち上げました。独創的なアイデアを有する2名が選出され、MURCの下で、技術の事業化や企業経営について学んでいます。

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