国際

世界各国で企業のお客さまの資金調達ニーズにお応えするほか、キャッシュマネジメントサービス、各種アドバイザリー業務を行っています。米国、タイでは個人向けサービスも提供しています。

国際

中長期的戦略

三毛兼承

執行役専務
国際事業本部長並びに米州担当

三毛 兼承

  • •各地域独自の強みを発揮したビジネス展開と、グループ一体での商品・サービス力の強化により、世界各地域でお客さまから最初に選ばれる銀行、「First Call Bank」をめざします。
  • •貸出に依存しない持続的成長に向け、グローバル企業との取引による非金利収益の強化、北米・タイでの商業銀行業務の強化を進めていきます。

MUFGの総合力を支える主な事業会社

  • •MUFGは世界約50カ国に、約1,200拠点の邦銀随一の海外拠点網を有しています。
  • •三菱東京UFJ銀行は世界各地で商業銀行サービスを展開。海外ネットワークを活用し、世界各地域でお客さまの多様なニーズにお応えしています。
  • •MUFGユニオンバンク、クルンシィ(アユタヤ銀行)は、それぞれ米国・タイで現地企業向けビジネスやリテールビジネスを行っています。
  • •三菱UFJ証券ホールディングスの海外子会社は、米国・ロンドン・シンガポール・香港など世界の主要都市で証券業務を展開しています。
  • MUFGの総合力を支える主な事業会社

2015年度の振り返り

2015年度の業績

2015年度の粗利益は、前年度比1.2%(151億円)減少の1兆2,792億円、営業純益は、前年度比7.1%(354億円)減少の4,642億円となりました。為替の影響を除くと、粗利益では前年度比631億円、営業純益では前年度比97億円の増加となりましたが、アジアでの中国経済の成長鈍化やそれに伴う新興国の貿易取引量減少のほか、世界的な資源価格の下落などの影響により、利益成長のスピードは2014年度に比べて鈍化しました。貸出平均残高は前年度比0.7%(現地通貨ベースでは6.7%)、預金平均残高は前年度比9.4%(同15.2%)増加となりました。

持続的成長に向けた非金利収益の強化

競争力のある商品の開発や、グローバル企業のお客さまのニーズに応えるためのカバレッジ態勢(MUFGの総合的な金融ソリューション力をお客さまに提供する態勢)を強化しました。その結果、欧米における企業の事業再編の動きをとらえたM&Aファイナンスなどの付加価値の高いソリューションの提供につながり、非金利収益が順調に増加しました。

今後も、持続的な成長に向け、バランスの取れた収益ポートフォリオの構築と非金利収益の強化に努めていきます。

米国・アジアでの商業銀行業務の強化

三菱東京UFJ銀行は、今後も高い経済成長が期待できるフィリピンの商業銀行、セキュリティバンクと資本・業務提携契約を締結しました。また、タイのクルンシィも、順調に貸出・収益ともに伸ばしました。(詳細は >こちらをご覧ください。)

米国では、大企業向けのデリバティブや投資銀行収益が好調に推移しました。さらに、2016年7月より導入される米国の金融規制に対応するため、中間持株会社の設置とグループ子会社の資本移動を決定し、経営体制の整備も着実に進展しました。(詳細は >こちらをご覧ください。)

粗利益/ 営業純益

2015年度の預金貸出平均残高

グローバルコーポレートとの取引による非金利収益

FOCUS 「MUFGならでは」のグローバル・カバレッジ態勢

FOCUS 「MUFGならでは」のグローバル・カバレッジ態勢

地域またぐ、グローバル企業向けのCIBビジネス

欧州の大企業X社から、タイ子会社での設備資金調達の相談を受けた三菱東京UFJ銀行ロンドン支店は、クルンシィと連携し、タイでの資金調達スキームを検討。クルンシィは、社債の引受けと設備資金用のコミットメントラインを提供しました。
アジアでのビジネス拡大をめざす欧米企業は増えており、今後もMUFGのアジアでの存在感を発揮した商品・サービス力でお客さまのニーズに応えていきます。

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