受託財産

グローバル、投信、年金の各分野において、国内外のお客さまの大切な資産をお預かりし、その運用・管理を行っています。

受託財産

中長期的戦略

岡本純一

執行役専務
受託財産事業本部長

岡本 純一

  • •国内市場の構造変化に適切に対応するとともに海外事業収益を拡大し、成長を牽引していきます。
  • •海外では、出資・提携も活用し、グローバルな資産運用・資産管理ビジネスを拡大します。
  • •国内では、投信運用業務において新投信会社の強みを活かした高付加価値サービスの提供と資産形成層に向けた基盤商品の拡充に注力するとともに、年金業務においては制度改革などの環境変化に即したコンサルティング・提案の強化に努めていきます。

MUFGの総合力を支える主な事業会社

  • •三菱UFJ信託銀行は、日本トップクラスの資産運用機関として国内外の機関投資家や個人のお客さまに各種運用商品を提供しています。また、子会社の日本マスタートラスト信託銀行とともに、海外市場への投資機会の拡大などを通じて高度化・多様化する資産管理ニーズにお応えしています。企業年金分野では、年金制度設計から資産運用・管理まで総合的なサービスを提供しています。グローバルな競争力強化をめざして海外の運用会社との資本・業務提携も進めています。
  • •三菱UFJ国際投信は、2015年7月1日に三菱UFJ投信と国際投信投資顧問が合併して誕生しました。両社が培ってきた商品開発力と運用力、販売会社ネットワークとお客さまへのサポート力を結集し、質の高い商品の提供を通じて、お客さまの中長期的な資産形成に貢献しています。
  • •三菱UFJファンドサービス(旧Butterfield Fulcrum Group)は、2013年に三菱UFJ信託銀行の100%出資子会社となりました。新ブランド「MUFGインベスターサービス」のもと、各種資産管理サービスをワンストップで提供するなど、お客さまの多様化するニーズにお応えしています。

2015年度の振り返り

2015年度の業績

粗利益は、前年度比0.4%(7億円)増加の1,722億円、営業純益は、2.8%(19億円)増加の702億円となりました。厚生年金基金の縮小により年金が減収となりましたが、国内外での資産管理残高の増加を主因に、増収増益となりました。

グローバル

世界的な規制強化の流れのなか、高い成長が期待されるファンド管理市場における競争力強化と規模拡大をめざし、三菱UFJファンドサービスを通じて欧州の大手金融機関UBSのオルタナティブファンド管理事業を買収しました。
また、資産運用サービスにおいては、三菱UFJ信託銀行がインデックス開発・提供ビジネスにおいて欧州最大のSTOXX社との協働でインデックスビジネスに参入しました。(FOCUS参照)

投信

三菱UFJ国際投信が、豊富な商品ラインアップとMUFGのネットワークをはじめとする充実した販売網を通じて、お客さまの幅広い資産運用ニーズにお応えしています。粗利益・経費両面における統合効果の発揮により、営業利益は増益となりました。また、お客さまの視点に立った業務運営を一層強化するため、外部の有識者で構成される諮問機関としてアドバイザリー・コミッティーを設置しました。

年金

三菱UFJ信託銀行が年金信託残高14.7兆円(2016年3月末日時点。以下同じ。)とトップクラスのシェアを維持しています。また、確定拠出年金では、資産管理残高3.4兆円、運用商品販売残高2.1兆円と着実に残高を伸ばしています。

粗利益/ 営業純益

外国籍投信残高

三菱UFJ国際投信の営業利益

FOCUS 新たなビジネスへの挑戦~スイスSTOXX社との協働によるインデックスビジネスへの参入~

ビジネススキーム

三菱UFJ信託銀行は、「スマートベータ*」と呼ばれるインデックスでの運用が急速に成長・拡大していることを背景に、ドイツ証券取引所の子会社でインデックス開発・提供ビジネスにおいて世界有数のSTOXX社との協働で、インデックスビジネスに参入しました。2015年8月に「iSTOXX MUTB JAPANクオリティ 150 インデックス」を共同開発し、同指数を活用した運用商品を国内外の機関投資家や個人投資家へ提供するなど、グローバルな資産運用ニーズにお応えしています。

  • *TOPIXのような従来型指数と異なり、銘柄選択や加重方法に投資理論に基づく付加価値を加え、「高い運用効率」を狙う指数。

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