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MUFGグリーンボンド期中報告(発行日2016年9月13日)

資金充当状況について(2020年3月末時点)

2016年9月発行のMUFGグリーンボンドの発行総額500百万米ドルの発行代わり金が充当されている適格グリーンプロジェクトの残高は610百万米ドル(22件)です。セクター別の割合は、太陽光67%、風力(洋上)10%、風力(陸上・沿岸)23%、地域別では、日本が最も多く、次いでドイツ、カナダとなります。詳細は、下図セクター別及び地域別資金充当状況をご覧ください。なお、米ドル建て残高の算出においては、2020年3月末時点の為替相場を使用しています。
セクター別資金充当状況
地域別資金充当状況

環境インパクトについて(2020年3月末時点)

2016年9月発行のMUFGグリーンボンドの発行代わり金が充当されている適格グリーンプロジェクトによる年間発電総量は4,289百万kWh、二酸化炭素排出削減効果の年間総量は216万トンです。その内、それぞれの適格グリーンプロジェクト向け融資に対する融資契約に基づく三菱UFJ 銀行の融資割合をそれぞれのプロジェクトの二酸化炭素排出削減効果に乗じた量を合計した年間総量は53万トンとなります。年間発電量の算出においては、国際再生可能エネルギー機関(IRENA:International Renewable Energy Agency)が公表する平均的な稼働率を用い、以下の算式に従って算出しています。

 

年間発電量(kwh)= 発電容量(kW)× 年間総時間数(h)× 平均稼働率(%)

 

また、二酸化炭素排出削減効果の算出においては、国際金融公社(IFC:International Finance Corporation)が公表する平均的な排出係数を用いています。

 

二酸化炭素排出削減効果=年間発電量(kWh)× CO2排出係数(gCO2 / kWh)

分野 カテゴリー 年間発電総量
(kWh)
二酸化炭素排出削減効果
(t-CO2 / 年)
再生可能エネルギー 太陽光 1,813,919,184 914,215
(うち三菱UFJ銀行寄与分
241,244)
風力(洋上) 1,250,577,600 630,291
(うち三菱UFJ銀行寄与分
63,029)
風力(陸上・沿岸) 1,224,539,376 617,168
(うち三菱UFJ銀行寄与分
221,120)
合計 4,289,036,160 2,161,674
(うち三菱UFJ銀行寄与分
525,393)

情報開示について(2017年6月実施)

2016年9月発行のMUFGグリーンボンドの資金充当については、オランダSustainalytics社による期中レポートを取得しています。また、当該資金充当状況については、MUFG最高財務責任者(CFO)によるマネジメント・アサーション(経営陣による表明)を実施しています。

 

第三者評価機関による期中レポート(英語)(PDF / 686KB)
マネジメント・アサーション(経営陣による表明)(英語)(PDF / 55KB)

宮崎県の太陽光発電事業

三菱UFJ銀行は、GEエナジー・フィナンシャル・サービスとパシフィコ・エナジーが共同出資する宮崎県宮崎市細江での太陽光発電事業に対し、総額350億円のプロジェクトファイナンスをアレンジしました。
本発電所は2018年2月に商業運転を開始、発電容量は96.2MWと一般家庭3万世帯分の年間電力消費量に相当します。
パシフィコ・エナジー細江メガソーラー発電所
パシフィコ・エナジー細江メガソーラー発電所

ドイツの洋上風力発電事業

三菱UFJ銀行は、加ノースランドパワーと独イノジーが共同出資するドイツの洋上風力発電事業に対し、融資金額89.9百万ユーロを限度とする貸付契約を締結しました。総額899百万ユーロの協調融資に商業銀行10行が参加しました。
本発電所は2017年12月に商業運転を開始、発電容量は332MWと一般家庭約40万世帯以上の電力消費量に相当します。
Nordsee One洋上風力発電所
Nordsee One洋上風力発電所
(2020年6月現在)