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MUFGソーシャルボンド期中報告(発行日2019年12月12日)

今回充当するソーシャル分野の適格カテゴリーについて

  1. 雇用創出(震災、台風等の災害からの復興に寄与する融資)
MUFG は東日本大震災等の被災地の復興に貢献する企業に融資を提供します。この融資は、これら企業の雇用創出に寄与し、東北地方を含む被災地復興につながるものと考えます。
  • プロジェクト・カテゴリー
    「自然災害による被災地の復興に資する企業への資金供給を通じた雇用創出」
  • ターゲットポピュレーション
    「自然災害による被災地で事業を営む企業及び当該地域の住民」
  1. 医療(低所得層の人々によるアクセスを確保した公的病院)
MUFGは低所得者層や社会的弱者に質の高い医療と治療に対する良好なアクセスを提供するため、PPP(Public-Private Partnership: 公民連携)スキームを通じ、海外の公的病院を対象とした融資を行います。
  • プロジェクト・カテゴリー
    「手ごろな価格の基本的インフラ設備」及び「必要不可欠なサービスへのアクセス」
  • ターゲットポピュレーション
    「一般大衆」及び「貧困ライン以下で暮らしている人々」

資金充当状況について(2020年3月末時点)

2019年12月発行のMUFGソーシャルボンドの発行総額90百万米ドルの発行代わり金が充当されている適格ソーシャルプロジェクトの残高は156百万米ドル(28件)です。セクター別の割合は、雇用創出37%、医療63%となります。詳細は、下図セクター別状況をご覧ください。なお、米ドル建て残高の算出においては、2020年3月末時点の為替相場を使用しています。
セクター別資金充当状況

社会インパクトについて(2020年3月末時点)

2019年12月発行のMUFGソーシャルボンドの発行代わり金が充当されている適格ソーシャルプロジェクトによる社会インパクトは以下の通りです。
分野 インパクト・レポーティング 実績
雇用創出
(震災、台風等の災害からの復興に寄与する融資)
創出された雇用数 130人
「復興特区支援利子補給金制度及び津波・原子力災害被災地域雇用創出企業立地補助金」等を利用する事業者への融資件数 27件
分野 インパクト・レポーティング 実績
(うち三菱UFJ銀行寄与分)
医療
(低所得層の人々によるアクセスを確保した公的病院)
医療サービスを受ける人の数(一日あたり) 40,000人
(3,578人)
病床数 2,682床
(240床)

情報開示について(2020年6月実施)

2019年12月発行のMUFGソーシャルボンドの資金充当については、オランダSustainalytics社による期中レポートを取得しています。また、当該資金充当状況については、MUFG最高財務責任者(CFO)によるマネジメント・アサーション(経営陣による表明)を実施しています。

 

第三者評価機関による期中レポート(英語)(PDF / 265KB)
マネジメント・アサーション(経営陣による表明)(英語)(PDF / 51KB)

トルコの公的病院建設事業

イキテリ病院プロジェクトは病院複合施設で、世界最大の免震構造の建築物です。建設工事は2017年9月に開始され、2020年5月に当初計画より5か月早く完了しました。

当病院は400床の一般病棟、150床のがん治療病棟、250床の小児病棟、300床の婦人科病棟を含む、2,682床の病床数を保有し、心臓血管外科、神経内科、整形外科および精神科など、多くの医療サービスを提供予定です。

トルコの公的病院建設事業
トルコの公的病院建設事業
(2020年6月現在)