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最多の17社、1002名参加!第4回MUFGデータサイエンスコンペ開催

最多の17社、1002名参加!
第4回MUFGデータサイエンスコンペ開催

2024年12月13日、第4回MUFGデータサイエンスコンペの表彰式が開催された。
同コンペは、デジタル人材・データサイエンティストの発掘・育成を目的として実施。今回から、インサイトチャレンジを新設して行われた。コンペにはMUFGグループ横断で、17社・総勢1002名が参加。前回の15社・756名を大きく上回り、開催史上最多記録を更新した。熱戦が繰り広げられた第4回MUFGデータサイエンスコンペの概要と結果を紹介する。
(以下、三菱UFJフィナンシャル・グループをMUFGと表記する。)

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第3回「MUFGデータサイエンスコンペ」受賞者インタビュー

実施概要

「モデリングコンペ」、新設の「インサイトチャレンジ」によりデータサイエンススキルを競う

第4回の参加者数は、初中級レベルの「Basicコース」(866名)、上級レベルの「Advancedコース」(136名)の総勢1002名と過去最多を更新した。参加者はまず、2024年7月から始まったe-ラーニングプログラムを受講。9月2日〜10月26日には、与えられたビジネス課題に対し、機械学習モデルの精度を競う「モデリングコンペ」に取り組んだ。11月7日〜24日には、モデリングコンペ各コース上位10名が、新設された「インサイトチャレンジ」において、データ分析結果を基にしたレポーティングの優劣を競った。コンペ開始に合わせて実施された開会式では、MUFGグループDeputy CIO兼 グループDeputy CDO兼 グループDeputy CDTO 下口幸徳が、開講の挨拶として「データから業務改革やビジネス創出につながるような有意義な知見を導きだす力の発揮を期待している」と参加者に向けて述べた。モデル提出した参加者たちは、約4カ月にわたり、培った知識を活かしさまざまな工夫を重ねて挑み、データサイエンスに関する知識やスキルを向上させた。

結果発表

熱戦を繰り広げ、上位者を表彰

モデリングコンペの各コース上位10名、インサイトチャレンジの各コース上位2名が発表され、表彰式でクリスタルトロフィーが授与された。
また、上位入賞者に加え、コンペの活性化に貢献した参加者にも各種特別賞「e-ラーニング最高ランカー賞」「最多投稿賞」「Lastサブミット賞」「コンペ盛り上げ賞」が贈られた。

上位受賞者の皆さん
上位受賞者の皆さん
(上位受賞者の皆さん)

MUFGからのメッセージ

データサイエンティストとしての知識は今後も必要に、ぜひ挑戦を

開会の挨拶として、MUFGグループCIO 越智俊城は、次のように述べた。
「今年度のデータサイエンスコンペの参加者は、昨年よりも約250名増え、総勢1002名でした。第1回目は13社267名でしたので、3年で大きな広がりを見せています。このコンペは、デジタルリテラシーの底上げと、データサイエンティストの発掘・育成を目標に実施しています。過去には、このコンペ参加をきっかけにデータサイエンティストとして活躍されている方もいらっしゃいます。皆さんの周りにもご興味のある方がいらっしゃると思うので、ぜひ次回以降に挑戦していただけると嬉しいです。
MUFGでは、顧客データなど多くのデータを生み出し蓄積しています。データ活用の意義や大切さを理解した方が増えていくことで、データ活用を大切にしていくというMUFGの組織カルチャーを作っていただければと思っています。
次回以降も改善を重ねながら進めていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。」

MUFGグループCIO 越智俊城
(MUFGグループCIO 越智俊城)

閉会に際して、MUFGグループCDTO 山本忠司は、次のように述べた。
「皆さん、今回のコンペもレベルの高い戦いを繰り広げていただきました。4回目の開催で、参加者数が1002名となりました。毎年ものすごいスピードで皆さんの実力が上がっていると実感しています。
また皆さんの熱量もすごいですよね。業務をやりながら難しい課題に対応いただき、その熱量に感銘を受けております。ただ技術は日々進化していきます。ぜひ皆さん、ここで止まらず『ここからがスタート』ということで、さらに進化していただき、来年また挑戦をしてほしいと思います。そのためにも職場に戻ってから、皆さんの技術をぜひ使ってください。
MUFGにとって皆さんの存在は、データ活用向上の原動力です。その技術を活用して、周囲に前向きな影響を及ぼしていただければと思います。
来年も期待していますので、引き続きよろしくお願いいたします。」

MUFGグループCDTO 山本忠司
(MUFGグループCDTO 山本忠司)

今後の展望

データサイエンスの活用により、よりよい未来をめざす

第4回MUFGデータサイエンスコンペを開催した事務局は、以下の通りメッセージを残した。
「本コンペは今年で4回目の開催となりましたが、今回も最終日間近まで白熱した上位争いが繰り広げられました。初学者ながら学習コンテンツを活用し奮闘された方、過去回から参加し継続的にスキル向上に取り組む方など、多くの参加者が熱心に取り組まれていました。
今回新設したインサイトチャレンジでは、モデリングコンペ上位者を対象に、データ分析結果から得られた示唆をレポートに纏めていただきました。参加者にとっても初めての取り組みとなった中、どのレポートも非常にクオリティの高いもので、その熱意に感銘を受けました。データから獲得した示唆を分かりやすく伝えるスキルは、業務においても非常に重要なスキルであり、参加者の皆さんがそのスキルを磨く有意義な機会となったのではないかと考えています。
表彰式では、モデリングコンペおよびインサイトチャレンジの各優勝者に、解法やレポートに関するプレゼンを行っていただきました。データ分析の創意工夫や試行錯誤の過程など、レポート等からは読み取れない努力が垣間見え、他の参加者にとっても学びになったのではないかと考えております。また表彰式の後には、上位者同士の交流会を開催しました。異なる会社や部署の参加者が交わる会として、MUFGグループ内の一体感を感じられる場となりました。
特に、データサイエンスのスキルを持つ社員だけでなく、異なるバックグラウンドを持つ社員も多く参加し、MUFGグループ全体でのデータ活用への関心の高さを改めて実感しました。
また、今回も情報交流のためのチャットスペースを設置し、参加者同士がエラー解決やアイデアの共有を行うことで、グループ内の連携が一層深まりました。
AIやデータ分析への注目が集まる中、MUFGにおけるデジタル人材・データサイエンティストの発掘・育成の重要性は高まっていると実感しています。本コンペを通じて、MUFGには優秀な人材が潜在していると感じました。今後も本コンペが、より多くの参加者の皆さんがAI・データ分析へ興味を持ち、新たなスキルを身につけるきっかけとなることを願っております。また、本コンペを通じて得た知見やスキルを現業務に活かしていただくことで、MUFGグループ全体のデータ活用レベルが一段と向上することを期待しています。」

MUFGデータサイエンスコンペ運営事務局
(MUFGデータサイエンスコンペ運営事務局)