工芸を捉えなおす新たな機会を提供
MUFGは、作り手の新たな挑戦や発見を促す場を提供するという趣旨に賛同し、「GO FOR KOGEI 2023」(2023年9月15日~10月29日、富山県・石川県・福井県)へ協賛しました。
期間中、富山市の中心部から富山湾へと続く富岩運河沿いの3エリアを会場に、「工芸」「現代アート」「アール・ブリュット」を跨ぐアーティスト26名が参加する展覧会や、工芸をキーワードに北陸をつなぐ地域連携プログラムなどが実施されました。
MUFGは、国内外の多くの方に作家の新たな挑戦を紹介するとともに、北陸地域の活性化にも貢献しました。

展示エリアのひとつ、樂翠亭美術館での展示風景
金理有《煌金彩虚視線刻入道》2023年陶
Photo: Nik van der Giesen
国際シンポジウムを開催
10月21日には、日本、韓国、台湾、香港を代表する工芸の研究者やキュレーターが集う国際シンポジウム「『アートと工芸をめぐる話』Supported
by三菱UFJフィナンシャル・グループ」が開催されました。
「近年のアートと工芸をめぐる状況」をテーマとした基調講演とともに、各国の工芸、クラフト文化研究のパネルディスカッションが行われ、現代のガラス作品の変遷や、韓国の清州で行われるクラフトビエンナーレの紹介、台湾文化の成り立ちと現在の潮流、2021年に開館した東アジア最大の美術館「M+」のインパクトなどに関して語られました。

<登壇者と講演内容>
土田ルリ子氏 富山市ガラス美術館館長(日本)
「富山市ガラス美術館と国際コンペ―世界と日本のガラス工芸を刺激する」
Jaeyoung Kang氏 2023清州工芸ビエンナーレ芸術監督(韓国)
「事物の地図-バイオフィリアの網を生きる 2023清州工芸ビエンナーレの議論を中心に」
Hungyi Chen氏 国立台南芸術大学教授(台湾)
「台湾文化の多様性とインディジナス・アート、クラフト」
横山いくこ 氏 M+ デザイン&建築リード・キュレーター(香港)
「M+の視座-東アジアから見たデザイン、工芸」