挑戦を後押しする制度
自律的キャリア形成
社員一人ひとりの「自律的キャリア形成」を後押しする制度として、社員が主体的にキャリアを選択する枠組みをキャリアチャレンジ制度と位置付け、さまざまなプログラムを提供しています。
2023年度には、社内公募制度である「Job Challenge」の応募者は2,800人を超え、1,375人が実際に希望する部署への異動や、本部を中心とする現所属部署外での「社内副業」を実現しました。
【キャリアチャレンジ制度】
プログラム |
内容 |
人数規模 | ||
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2022年度 | 2023年度 | |||
Job Challenge(注1) (除くミルシル) |
グループ内での公募制度。MUFGの広大なフィールドを活かし、所属する会社の垣根無く、希望する業務に自ら積極的に挑戦する機会を提供 | 2,581人応募
合格率43% |
2,869人応募
合格率48% |
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うち拠店長公募(注2) |
国内外の拠点長ポストへの公募制度 | 192人応募 | 214人応募 | |
うち社内副業(注3) | 銀行内・社内での副業制度。自律的・複線的キャリア形成を支援するとともに、社内イノベーションを促進 | 371人応募 | 428人応募 | |
ミルシル(注4) | 業務の具体的な内容を半日程度で知ることができる業務体験型公募制度 | 49人応募 | 338人応募 | |
Position Maker(注2) |
社員が持つアイデア・プロジェクトを自由に提案し、自らが“プロジェクトリーダー”となる公募制度 | 68人応募 | 37人応募 | |
社外出向・派遣(注1) (オープンEX含む) |
グループ外における業務に自ら挑戦し、多様な知見や経験を身につける機会を提供 | 155人応募 | 83人応募 | |
Challenge Leave(注3) | “夢”の実現など、自己の成長に資する活動(起業、留学・資格取得、公的活動)への挑戦を、一定の休業期間を認めることでサポート | 22人応募 |
18人応募 | |
海外社員向けの異動制度(注2) | 社内の空きポストへの応募制度、本部での3か月のOJTプログラム、期間限定の海外異動制度など | 56人利用 |
93人利用 |
- 銀行・信託・MUMSS
- 銀行
- 銀行・信託
- 銀行・MUMSS
■三菱UFJ銀行
社員一人ひとりの自律的なキャリア形成を支援するため、希望する業務に自発的に応募できる社内公募制度「Job Challenge」を設けています。異動を伴うポストのほかにも、各人の興味がある業務の具体的な内容を半日程度で知ることができる「ミルシル」といった業務体験型公募制度もあり、一人ひとりの希望に応じて活用されています。「Job Challenge」は、国内・海外拠点および本部のさまざまなポストにチャレンジ可能であり、数多くの社員からの応募があります。そのほかにも、総合職・BS職間での「コース転換制度」や配偶者の転勤・家族の介護等の事情に合わせた「隔地異動制度」、契約社員等の「行員登用制度」を設けており、ワークライフバランスの尊重という観点で、企業としてのCSRも追求しています。
また、海外社員に対しては、グローバルベースでの社内公募制度(Global Job Posting Framework)などを設け、採用地での勤務にとどまらず、日本を含む採用地以外での勤務機会を増やしています。
■三菱UFJ信託銀行
■三菱UFJモルガン・スタンレー証券
■三菱UFJニコス
意欲・実力がある社員の自律的なキャリア形成意欲に応えるため、希望部署や業務、更には管理職ポストに挑戦できる「チャレンジ公募」を年2回実施しています。また「コース転換制度」では、エリア職や総合職(全国型)への転換に加え、総合職(地域型)への転換も可能とし、多様な価値観・働き方に応じたキャリア形成を支援しています。
自らのキャリア実現に挑戦する社員の登用とワークライフバランスとの両立をめざした制度運用に努めていきます。
■アコム
■三菱UFJアセットマネジメント
自律的キャリア形成支援として、「自己申告」と「公募制度」を設けています。「自己申告」では社員一人ひとりが自身のキャリアについての考えを申告し、「公募制度」では希望する業務へ自ら応募することができます。公募制度は社内異動だけでなく社外ポジションへの異動や社会人大学院への通学などにも適用されており、社員のキャリアアップ意欲に応える取り組みに注力しています。
社員がキャリアを考えるヒントとして「キャリアパスBOOK」を提供しています。各種制度や研修・自己啓発プログラム等を活用してスキルアップし活躍する社員を紹介することで、キャリアパスの見える化を図っています。
専門性追求型のキャリア形成
「働きがい」を感じる職場づくり
また、社員一人ひとりの貢献に見合った処遇の提供とともに、毎年「MUFGグループ意識調査」を通じて社員が抱える課題を確認し、職場環境や組織体制の改善に活用しています。
エンゲージメントスコアを人的資本KPIの一つとして開示しており、定量的に進捗を測定することで、各種取り組みの改善などを図っていきます。
また、銀行・信託・証券では、それぞれ日次、週次や月次でのパルスサーベイにより社員の日々のモチベーションや健康状態、職場環境等を確認し、その結果を踏まえた組織診断を定期的に実施しています。その結果を社員と共有することで、問題の早期発見と解決に役立て、健全で闊達な職場づくりを進めています。
直近4年間のエンゲージメントスコアは、2020年度71%、2021年度73%、2022年度73%、2023年度73%という結果となっています。
従業員還元/ファイナンシャルウェルネス
- Employee Stock Ownership Planの略称
銀行 | 信託 | MUMSS | |
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実質賃上げ水準(注1) | 年収8.5%程度 | 年収9%程度 |
月例給(注2)7%程度 |
- 実質賃上げ水準には、ベアに加えて、定昇や昇格登用、一時金(銀行)、手当や補助(信託・MUMSS)、賞与(銀行・信託)を含む
- MUMSSの賞与は業績連動のため、月例給ベースの賃上げ
ワークライフバランスへの取り組み
MUFGでは、一人ひとりが健康に、活き活きと活躍できる環境・働き方をめざし、勤務場所や労働時間、休暇制度、キャリアチャレンジ制度などを整備し、社員のワークライフバランス向上に取り組んでいます。
<例>在宅勤務、サテライトオフィスの活用、裁量労働制、時差勤務、有給休暇の時間単位取得、社内・社外副業制度等
データ利活用による組織開発
銀行・信託・MUMSSでは、定期的(日次~月次)にパルスサーベイを実施し、社員のモチベーションや健康状態、職場環境等を確認し、その結果を踏まえた組織診断を実施しています。その結果を社員と共有することで、問題の早期発見と解決に役立て、健全で闊達な職場づくりを進めています。
銀行では、2023年5月に組織ごとの勤務状態とエンゲージメント状態を一元把握できるツール「組織診断システム」をマネジメント向けにリリースしました。健康で健全な職場環境で、一人ひとりが活き活きと働くことができるよう、人事マネジメント会議などの拠点内でのディスカッションに利用しています。拠点の実態把握や労務管理適正化に向けた各種サポートデータの還元も行っているほか、部門独自のエンゲージメント向上施策推進を支援するためのデータ提供拡大を今後予定しています。