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働き方改革の推進

社員が持てる力を最大限発揮するために、事務手続や会議運営の見直し、ペーパーレス化やリモートワークのインフラ整備を進めることにより、お客さまに向き合う時間や新たな挑戦に取り組む時間の創出をめざしています。

また、社会インフラである金融の業務効率化を図ることは、自社のみならず、社会全体の生産性向上にも繋がるため、オンライン手続の拡充を進めています。



MUFGの認識
機会・リスク 価値観・社会構造変化に順応した働き方、ワークライフバランスに配慮した柔軟な働き方の機会提供は、人口減少社会において、人材を有効活用し会社の成長を支える基盤。コロナにより、その重要性は一段と増大
機会・リスク 社会インフラである金融の業務効率化は、自社のみならず、社会全体の生産性向上にも寄与

取り組み事例

スマートワークの推進

MUFGでは、リモートワークや時差勤務制度などの積極的な活用を促進し、場所や時間に縛られない柔軟な働き方の実現を通じ社員のモチベーション向上と業務効率化を推進しています。
スマートワーク

リモートワーク推進のための環境整備

サテライトオフィスの拡充や、オンライン会議の利用促進、社用スマートフォンの機能拡充など、リモートワークのための環境整備が進展しました。

ペーパーレスの促進

オンライン名刺交換機能のリリースによる名刺の電子化や、契約書の電子化を進め、ペーパーレスに向けた取り組みを促進しています。

ミドルシニアの自律的なキャリア形成

「ミドルシニアキャリア拡張コンソーシアム」設立

ミドルシニアキャリア拡張コンソーシアム

日本において労働人口が減少する中、今後ボリューム層となる40代後半から50代(以下、ミドルシニア)の活躍が期待されています。しかし、現在のミドルシニアは社会人生活の大半を一つの会社で過ごしてきたため、自身のキャリアを会社に依存する傾向があり、豊富な知識や経験という強みを持っているにも関わらず、多くの方がその活かし方を見付けられていないという課題があります。

また、三菱UFJ信託銀行(信託)が2022年に実施したアンケート調査(45~63歳までの2,000人に対して実施)においては、対象者の過半数がキャリアのピークを過ぎていると認識しており、キャリア拡張について自発的に行動している方は限定的であることが明らかとなりました。ミドルシニアのキャリアに関する課題は今後拡大する社会課題であると認識し、ミドルシニア個人が自らの興味や適性を踏まえて自律的にキャリア形成に取り組み、またセカンドライフの豊かさにも繋がる社外人脈を構築することで、ミドルシニア自身のQOL向上を実現するとともに、日本企業や日本社会全体の活性化を図りたいと考えています。

こうした想いの下、信託と株式会社オースタンスは、企業間で知識の共有や課題の抽出、および施策の検討を行うための組織である「ミドルシニアキャリア拡張コンソーシアム」(MSCE)を2023年4月に設立しました。MSCEは、ビジネスのプロとして日本企業を背負ってきたミドルシニアに対し、現業では得難い新たなきっかけを与え、さらに輝かせることで所属企業を 活気付け、ひいては日本社会を底上げすることをめざします。また、信託は、MSCEで得られた貴重な知見をもとに、日本企業におけるミドルシニア課題の解決を事業化していくことを構想しています。

(2023年8月現在)