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インクルージョン&ダイバーシティ

多様性は変化の時代にしなやかに対応していくための強靭性(レジリエンス)を与えてくれる大切な価値観です。

MUFGでは、多様な社員が活き活きと働きがいを持って活躍する職場づくりに取り組むとともに、金融機能を通じて社会のインクルージョン&ダイバーシティの促進にも貢献しています。

インクルージョン&ダイバーシティ

取り組み事例

インクルージョン&ダイバーシティ推進体制

インクルージョン&ダイバーシティは、MUFGがサステナビリティ経営において優先的に取り組む10課題の一つと位置付けています。

2006年から専任組織を設置し、経営トップのコミットメントのもと、経営戦略としてダイバーシティ推進に取り組んでいます。特に、ジェンダーの観点でのダイバーシティ推進を重要課題と認識し、女性の育成・登用に取り組んでいます。主要子会社である銀行、信託、証券の3社では、合同数値目標を設定し、その進捗を定期的に経営会議にて報告しています。

2018年からは、コーポレートセンター機能のグループ一体運営を開始。3社が一堂に会して執務を行い、グループのダイバーシティ推進を協働して進めています。また、毎年、グループ約40社の人事担当者が集結する人事部門交流会において好事例や問題意識の共有を行うことで、グループ一体で効果的に推進しています。

また、海外にも推進担当を配置し、各地域における課題への対応を効果的に行いながら、グローバルな連携体制も整えています。

MUFGのインクルージョン&ダイバーシティの考え方

MUFGでは「認める。活かす。高めあう。~グループ全員の力で、お客さまの期待を超えるために~」をインクルージョン&ダイバーシティ推進活動のめざす姿としています。

多様な社員一人ひとりが、それぞれの違いを認め合い、持ち味を活かし合い、高めあうなかで“化学反応”が起こります。この化学反応によって生まれる新しいアイデアや行動様式が、自由闊達なカルチャーや社会・お客さまの期待を超える価値を生み出すチカラになります。

MUFGが「世界が進むチカラになる。」ために、インクルージョン&ダイバーシティへの投資が不可欠だと考えています。

MUFGのインクルージョン&ダイバーシティの考え方

取り組みの軌跡

2006年以降の具体的な取り組みは以下のとおりです。当初は、「女性の働きがい向上」を主目的としていましたが、2010年以降は、女性のみならず「多様な社員の働きがい向上」をめざし、取り組みの範囲を広げてきました。今後は、グループの全ての社員がそれぞれの持ち味を発揮できる、多様性を「世界が進むチカラ」にできる職場づくりに一層注力していきます。
グループ主要子会社での取り組みの軌跡
グループ主要子会社での取り組みの軌跡

役員報酬制度との連動

役員報酬は、短期的な業績目標の達成のみならず、中長期的な企業価値の向上に対する役員の貢献意欲を高め、変革に向けた取り組みを後押しすることを目的として制度設計しています。

2022年度からは、インクルージョン&ダイバーシティのさらなる浸透・推進に向けて、役員賞与の職務遂行状況(定性評価)の中に、インクルージョン&ダイバーシティに関する目標を追加しています。

 

役員報酬

国内女性マネジメント比率目標を18%から20%へ引き上げ

女性マネジメント比率

銀行、信託、証券の3社では、2024年3月末までに日本国内の女性のマネジメント比率(注)を20%とする合同数値目標を設定しています。これは、多様な視点や価値観をより経営に近い領域で反映することを目的としたもので、中長期的に少なくとも30%の達成をめざすうえでのマイルストーンです。また、3社の合同数値目標のほか、各社で個別の数値目標を設定して、女性の登用を推進しています。

なお、2022年3月末時点で銀行、信託、証券における女性マネジメント比率(日本国内合算)は18%です。

 

(注)次課長以上のポストに就く社員に占める女性比率

男性の育児参画を推進

男性育休取得率
グループ各社で、育児・家事の負担が女性に偏ることなく「男女ともに仕事と育児を両立できる職場環境」をめざしています。男性社員の育児休業取得を推進するための取り組みを実施し、メリハリのある働き方への意識向上や、仕事と育児を両立する同僚への理解促進に繋げています。2019年度からは、男性に約1ヵ月間の育児休業・休暇の取得を推奨する等の取り組みを開始しました。

障がいのある社員の活躍

特例子会社の設置や、障がい特性に配慮した職場環境整備により、障がいのある社員の活躍の場を拡げています。現在、MUFG全体では、約1,400人の障がいのある社員が活躍しており、国内のグループでの雇用率は2.56%(注)(2022年6月1日時点)となっています。
  1. 法定雇用率制度で定められた算出式を用いて、銀行、信託(前述の2社は特例子会社およびグループ適用関係会社を含む)、MUMSS、ニコス、アコムにおける国内の雇用率を算出したもの。

LGBTQへの理解促進

MUFGでは、誰もが自分らしく働ける職場づくりをめざし、性的指向・性自認等に基づくハラスメントや差別の禁止をMUFG人権方針に明記しています。

研修の実施やハンドブックの発行、同性パートナーシップ認定制度の導入等の取り組みを通じて、社内の理解浸透を進めているほか、同業他社と協働した社会へ発信にも取り組んでいます。

シニア人材の活躍

MUFGでは、シニア人材が豊富な経験や能力を最大限活かして、継続的に活躍できる職場づくりや自律的なキャリア形成の支援を進めています。

 一定の年齢を迎える社員を対象に、多様な価値観に基づく今後のキャリア形成をサポートすることを目的とした研修や能力開発を支援するプログラムなどを導入しています。定年以降、意欲のある社員に対して、安定的な就労機会の提供と多様な就労ニーズに応えられるよう、柔軟な勤務形態での継続雇用制度を設けています。

グローバル人材の育成

MUFGは、世界50以上の国でビジネスを展開しており、全社員のうち、約58%が海外採用社員で占められています(2022 年3 月末時点)。優先課題に掲げた「インクルージョン&ダイバーシティ」の考えのもと、多様なプロフェッショナルを採用・育成するために「MUFGで働きたい」と思われるよう、国内外に対して企業ブランド醸成を図っています。

MUFGでは、タイトルマネジメント、評価・報酬決定プロセス、人事システム等を、マーケットスタンダードかつグローバルで共通の人事プラットフォームにて運営することで、社員のさらなる活躍の機会を拡大しています。

外部からの評価

さまざまな取り組みの結果、Bloombergによる「男女平等指数」や、経済産業省・東京証券取引所による「なでしこ銘柄・準なでしこ」に選定されたほか、LGBTQへの取り組み評価「PRIDE指標」にて、ゴールドおよびベストプラクティスに選定されました。
Bloomberg2022
NADESHIKO2022
PRIDE
PRIDE

金融機能・社会貢献活動を通じたインクルージョン&ダイバーシティ推進

クルンシィ(アユタヤ銀行)によるジェンダーボンドの発行

ジェンダーボンド

パートナーバンクであるタイのクルンシィでは、女性起業家の活躍支援を目的資金使途とするソーシャルボンド(ジェンダーボンド)を発行しています。

ボンドの発行代わり金は、女性が経営するタイの中小企業への融資に充当され、本ボンドの発行を通じて今まで十分な支援が行き届いていなかった女性に金融サービスへのアクセスの機会を提供するとともに、急成長するアジアのソーシャルボンド市場の発展に貢献しています。

このような取り組みが評価され、クルンシィは以下の表彰を受けました。

 

  • ・Global SME Finance Awards 2021においてBest Bank for Women Entrepreneursを受賞(国際金融公社)
  • ・Gender-Responsive Marketplaceにおいてthe 1st Runner-Up for the UN Women 2021 Thailand WEPs Awardsを受賞(UN Women)

女性の健康支援のための寄付

女性の健康支援のための寄付

女性の健康支援の一環として「乳がん」「子宮頸がん」に対する正しい知識(早期発見・予防方法等)を広めるため、一般社団法人日本がん・生殖医療学会に寄付を実施しました。

近年、女性に特有のがんは若年化が進み、20~40代で発症するケースが増加しています。その中でも「乳がん」は罹患者が最も多く、次いで多いのが「子宮頸がん」です。がんの早期発見には継続的な検診が重要ですが、とりわけ20代から発症率が高く、若年時からの検診が必要な「子宮頸がん」は、20代の検診受診率が25.7%と低く、予防につながるHPVワクチンの接種率も低い状態です。

MUFGは、女性が安心してライフプランを築き、さまざまな場面で活躍できる社会の実現が重要であると考え、本団体を通じて若年女性を含めた継続的ながん検診等の早期発見・予防方法を広めていきます。

取り組み詳細は、インクルージョン&ダイバーシティをご覧ください。
(2022年9月現在)